- 妊活中は1カ月に何回くらいセックスをするの?
- 妊娠しやすいタイミングがあるの?
- 禁欲した方がいいの?
上記のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。排卵日を予測してセックスをする方法もありますが、正確に排卵日を予測することは難しいでしょう。そのため、排卵日にこだわらず妊活中は普段からセックスする回数を増やした方が妊娠する可能性も高くなります。
本記事では妊活中のセックス回数やタイミング法についてご紹介します。
目次
- そもそもタイミング法とは?
- どれくらいの頻度でセックスすれば妊娠できる?
- セックスするときに男性が気を付けたいことは?
- 排卵日を予測する方法は?
- セックス頻度を増やすために男性ができることは?
- まとめ
そもそもタイミング法とは?
タイミング法とは、女性の排卵時期を予測し、排卵のタイミングに合わせてセックスを行う方法です。排卵日の2日くらい前から排卵日までのタイミングでセックスを行うと妊娠する可能性が高くなります。
排卵日には個人差があるため、正確に予測するのは難しいでしょう。月経周期が28日周期の場合、生理が始まった日から約2週間後に排卵が起こると考えられますが、月経周期が不規則な人は予測しにくくなります。
どれくらいの頻度でセックスすれば妊娠できる?
精子が女性の体内で生存できる期間は約2〜3日といわれているため、セックスの頻度が多いほど妊娠する可能性は高くなるでしょう。
自然な性欲がある夫婦の場合、妊娠しやすいタイミングにあわせて無理に性交渉をするよりも、セックスの回数を増やす方がおすすめです。ここでは妊娠しやすいセックスの回数とタイミングについてご紹介します。
妊娠しやすいセックスの回数
セックスの回数が多いほど妊娠する可能性は高くなります。週に2〜3回セックスをする夫婦の場合、女性の体内に精子がいつでもいる状態になるため、いつ排卵しても精子と出会うことができます。
一方で、セックスの回数が少ない夫婦は排卵したときに精子がいる状態にならず、妊娠する可能性も低くなります。
妊娠しやすいタイミング
妊娠しやすいセックスのタイミングは一般的に排卵の前、または排卵直後といわれています。精子と卵子が生存している間に出会わないと妊娠は成立しません。卵子の生存期間は排卵後約24時間、精子の女性の体内での生存期間は個人差がありますが約2〜3日といわれています。
排卵日の2日くらい前から排卵日までのタイミングでセックスをすると妊娠の可能性が高くなります。排卵日を正確に予測するのは難しいため、セックスの回数を自然と増やすと妊娠しやすくなるでしょう。
セックスするときに男性が気を付けたいことは?
ここでは妊活中のセックスにおいて男性が気をつけたいことをご紹介します。禁欲する期間が長くなると、妊娠率は下がる可能性もあるため、長い禁欲は避けた方がよいでしょう。
禁欲しない
精子は精巣内で毎日作られているため、古い精子は時間の経過とともに質が悪くなり、死んでしまいます。長い期間禁欲をして精子を貯めると、古い精子の影響によって元気な精子や精子を作る細胞がダメージを受けてしまう可能性があります。
精液検査を受ける時の禁欲期間が約2〜5日が多いことを考えると、禁欲のし過ぎはよくないでしょう。精子は毎日作られるため、ため過ぎないことが大切です。
メンタル
妊活やタイミング法をはじめると、メンタル面に影響を受ける方もいます。例えば、排卵日に必ずセックスをしないといけないと思ったり、疲れていても排卵日にパートナーからプレッシャーを与えられストレスを感じEDを発症する可能性もあります。
ストレスを発散しながら、メンタル面にも注意しましょう。
排卵日を予測する方法は?
排卵日を予測する方法は以下の3つの方法があります。
- 基礎体温表
- 排卵日予測検査薬
- 卵胞チェック
それぞれ詳しく解説していきますので、ご参考ください。
①基礎体温表
基礎体温をつけてグラフ化して排卵日を予測する方法です。起床時に安静にして測定する体温を基礎体温といいます。
正常な排卵が行われていると基礎体温のグラフは低温期と高温期の2相になっており、排卵が起こると低温期から高温期へと移行します。低温期と高温期の体温差は0.3℃以上が理想的です。
基礎体温は微妙な体温差を計測するため、体調や気温に左右されることも多くあります。正確に排卵日を予測するのは難しいでしょう。
②排卵日予測検査薬(薬剤師がいる薬局で購入可)
排卵日予測検査薬とは排卵がおこる前、尿中に大量に分泌されるLH(黄体ホルモン)サージを検知することで事前に排卵を予測する検査薬です。LHサージから約40時間以内に排卵がおこるといわれているため、約1日前に排卵日を予測することができます。
排卵日予測検査薬は第1類医薬品に指定されているため、薬剤師がいる薬局でしか購入することができません。基礎体温の測定と合わせて排卵日予測検査薬を活用すると排卵日予測の精度が高くなります。
③卵胞チェック(エコー検査)
排卵予定日より前に婦人科などを受診して、経腟超音波検査で卵胞の大きさを測定し、排卵日を推定します。
生理が始まると、次の排卵に向けていくつかの卵子が育ちはじめます。そのうち1つの卵子が排卵されますが、卵子を包む袋(卵胞)も大きくなり、卵胞の直径が約20mm前後で排卵するといわれています。
セックス頻度を増やすために男性ができることは?
妊娠する確率を上げるためには、セックス頻度を増やすことが大切です。ここでは男性がセックス頻度を増やすために意識することをご紹介します。
体力作り、筋トレをする
セックス頻度を増やすために大切なのは体力です。体力がないと、満足できるセックスができないかもしれません。また、運動不足や筋力不足で血流が悪くなると、精子へ悪影響を及ぼす可能性もあります。
肥満も体力が落ちる原因のひとつです。食生活の改善に取り組みながら、適正体重まで減量しましょう。適度な運動や筋トレを毎日の生活へ取り入れることがおすすめです。
スキンシップを心がける
日本は海外と比べるとセックス頻度が低いといわれています。その原因のひとつにスキンシップ不足があげられるでしょう。
海外の夫婦は仕事に行くとき、家に帰ってきたときなど日常的にハグやキスをしてスキンシップをとっています。一方、日本で日常的にスキンシップをとっている夫婦は少ないのではないでしょうか。
結婚前はスキンシップをとっていたけれども、結婚して時間が経つとスキンシップが減ったという話がよく聞かれます。パートナーとのスキンシップはセックス回数と関係するため、スキンシップを心がけましょう。
亜鉛やアルギニンを摂取
男性妊活では、バランスのよい食事を心掛けることが大切です。亜鉛やアルギニンなどを適量摂取すると、男性の性欲に影響を与える可能性があります。
バランスの良い食事を心がけ、食事だけでは不足しがちな栄養素はサプリメントなどを利用すると効率的に栄養素をとることができます。
コミュニケーションを増やす
セックス頻度を増やすためにはセックスを楽しまなければいけません。セックスを楽しむためにどうしたらいいか、パートナーとしっかりと話し合う事も大切です。
パートナーとのコミュニケーションを増やすと、自然とセックスの回数が増える可能性もあるでしょう。
まとめ
妊活を成功させるには、セックスの回数を増やすことが大切です。排卵日前後にセックスをすると妊娠する確率は高くなりますが、病院を受診せず正確に排卵日を予測するのは難しくなっています。
排卵日に合わせて、セックスをするのではなく、排卵した時にいつでも精子が女性の体内にいる状態が理想的です。セックス頻度を増やせる方法を試し、セックスの回数を増やしましょう。