妊活中に飲みたいお茶の種類|避けるべき成分も必ずチェック

※本記事は管理栄養士が執筆しております※

妊活中は飲んでいるお茶が安全なのか気になりますよね。

普段飲んでいるお茶の中には、妊活中は避けた方が良い成分を含んでいるものがあります。

特に注意が必要な成分はカフェインですが、これ以外にもハーブティーの一部も控えた方が良いとされています。妊娠中に避けたい成分は妊活中も飲まないことが望ましいでしょう。

逆に妊活中に飲んだ方が良いとされるお茶もたくさんあるため、判断に迷う方が多いのではないでしょうか。

本記事では、妊活中にどんなお茶を飲めば良いのか迷っている方へ、分かりやすく解説したのでぜひご覧ください。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

目次

    妊活中にお茶を飲んでもいいのか?

    妊活中は食べ物だけでなく飲み物にも気を使いますよね。

    安心して飲めて妊活中にうれしい成分を含んだお茶を飲んでいきましょう。

    身近なものだと麦茶はノンカフェインなので安心して飲めます。

    たんぽぽ茶は血の巡りを促進させるため、子宮周りの冷えの改善が期待できます。

    黒豆茶には血液促進作用があるアントシアニンが含まれ、たんぽぽ茶同様の効果が見込まれます。

    妊活中に飲みたいお茶もあるが、カフェイン等は控えたい

    お茶の中でもノンカフェイン、ミネラルが豊富なものや、冷えの改善が期待出来るものなど、妊活中に積極的に飲みたいお茶はたくさんあります。

    ハーブティーも妊活中に飲みたいものの1つですが、子宮収縮を促進させる種類もあるため注意が必要です。

    さらにカフェインは過剰摂取による健康被害も報告されているため、妊活中は避けておいた方が良いでしょう。

    お茶からのカフェインの摂取量

    カフェインは中枢神経系を刺激し、眠気を冷まし集中力を高める効果が期待され、仕事や勉強のお供として日常的に飲まれる機会が多いです。

    お茶に含まれるカフェインの量は下の表をご覧ください。

    カフェイン(100mlあたり)
    玉露160mg
    煎茶20mg
    ほうじ茶20mg
    コーヒー60mg
    紅茶30mg
    ウーロン茶20mg

    引用:日本食品標準成分表2020年版(八訂訂)
    ※それぞれ抽出方法に違いがあり、商品によっても差があります。

    カフェインの含有量は玉露が1番多いですが、コーヒーは日常的に飲む機会が多いため特に注意が必要でしょう。
    コーヒーのカフェインを1回量で比較しました。

    コーヒーカフェイン
    缶コーヒー1缶(190ml)114mg
    カップ1杯(200ml)120mg
    ペットボトル(350ml)210mg
    ペットボトル(500ml)300mg

    妊活中1日に摂っていいカフェインの目安量

    日本でも厚生労働省や農林水産省等ではカフェインの過剰摂取を防ぐため、成分表示からカフェインの量を確認したりすることで飲み過ぎないよう呼びかけをしています。

    悪影響のない最大摂取量機関名
    妊婦300mg/日世界保健機構(WHO)
    カナダ保健省
    200mg/日欧州食品安全機関(EFSA)
    英国食品基準庁(FSA)
    授乳中の女性200mg/日※1欧州食品安全機関(EFSA)
    健康な子供
    及び青少年
    3mg/kg 体重/日欧州食品安全機関(EFSA)
    2.5mg/ 体重/日カナダ保健省
    子供(4~6歳)45mg/日カナダ保健省
    子供(7~9歳)62.5mg/日カナダ保健省
    子供(10~12歳)85mg/日カナダ保健省
    健康な成人400mg/日欧州食品安全機関(EFSA)
    カナダ保健省

    ※1:乳児に健康リスクは生じない

    妊活中に飲みたいお茶の種類

    妊活中は食べものや飲み物、生活習慣等でたくさん気を遣うことが増えたのではないでしょうか。

    考えることが多く気疲れしやすい時にはお茶を飲んで一息つくのも大事です。

    妊活中に飲みたい成分を含んでいるお茶は、麦茶、黒豆茶、タンポポ茶、ハーブティーです。

    それぞれの成分と理由を紹介していきます。

    妊活中に飲みたいお茶①麦茶

    麦茶にはミネラルが豊富に含まれており、カルシウム、鉄分、カリウム、亜鉛等の成分が含まれています。特に女性のカルシウム不足は深刻なので、麦茶を飲むことで補うことができます。

    牛乳や小魚に比べれば麦茶のカルシウムは少ないですが、飲んで損はありません。

    妊活中から様々な栄養が不足がないように摂っておくのがお勧めです。

    ノンカフェインなので妊活中でも安心して飲むことができます。

    妊活中に飲みたいお茶②黒豆茶

    黒豆は大豆と成分がほぼ同じため、大豆に含まれるイソフラボンやポリフェノールも豊富に含んでいます。

    これらの成分は体内で女性ホルモンのエストロゲン等と似た働きをするため、黒豆茶を飲むことで女性ホルモンの活性化が期待できます。

    女性ホルモンは相互に関わり合うことで体を妊娠しやすい状態に保ちます。

    また、黒豆に含まれているアントシアニンの働きで血の巡りも良くなります。

    妊活中に飲みたいお茶③タンポポ茶

    タンポポ茶はタンポポの根等から作られたお茶で、漢方としても利用されています。

    毛細血管を広げる作用があり、血液の循環が良くなり冷え性改善の効果があると言われています。

    血の巡りが良くなるため、子宮にも血液が回りやすくなります

    また、利尿作用もあり、老廃物の排出を促し浮腫みを改善します。

    妊活中に飲みたいお茶④ハーブティー

    ハーブティーは香りが良いだけでなく、妊活中に摂りたい成分を含んでいるものもあります。

    ルイボスティーはノンカフェインで渋みが少なく、常温でもホットでも飲みやすいです。

    ポリフェノール、鉄分、カルシウム、亜鉛といった体に良い成分が豊富に含まれているのも特徴です。

    特に妊活中の鉄不足は避けたいため、お茶から微量でも鉄分が摂取できるのはうれしいです。

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    妊活中に避けたいお茶の種類もある

    お茶の中でもカフェインを含み飲む機会が多いお茶は、妊活中は避けることがおすすめです。

    • ウーロン茶
    • 煎茶
    • 紅茶
    • ハーブティー(ノンカフェイン、妊活中でも飲める種類もある)
    • 緑茶

    上記の飲み物は、カフェインが含まれているものもあるため注意しましょう。

    妊活中に避けたいお茶①ウーロン茶

    ウーロン茶はコーヒーや玉露に比べると量は少ないですがカフェインを含んでいます。

    ウーロン茶の葉15gを90℃のお湯650mlで0.5分抽出させた場合、100g当たりのカフェイン含有量は0.02g(20mg)になります。

    コップ1杯を200mlとすると、1杯あたり約40mgのカフェインが含まれるということです。

    妊活中に避けたいお茶②煎茶

    煎茶の茶葉10gを90℃のお湯430mlで1分間抽出した場合、100g当たりのカフェイン含有量は0.02g(20mg)になります。

    ウーロン茶と同じ位のカフェイン量です。

    煎茶は抽出のお湯の温度によってカフェインの量が変わります。

    お湯の温度がぬるめの方がカフェインの溶けだす割合が少ないため、少しでもカフェインを減らしたいという方は参考にしてみて下さい。

    妊活中に避けたいお茶③紅茶

    紅茶の茶葉5gを熱湯360mlで1.5~4分間抽出した場合、100g当たり0.03g(30mg)のカフェインが含まれています。

    ウーロン茶と煎茶よりもややカフェインは多いです。

    カフェインが気になるという方は、お湯ではなく水出しに変えてみることがおすすめです。

    妊活中に避けたいお茶④ハーブティー

    〇妊活中は避けた方が良いとされるハーブティーの種類

    • ローマンカモミール
    • アロエ
    • シナモン
    • サフラン
    • タイム
    • ナツメグ 等。

    子宮収縮作用がある成分を含むものがあるため、日常的に飲むのは控えた方が良いでしょう。

    妊活中~授乳中に関してのハーブティーの利用は、かかりつけ医に相談し、安全性を認められたハーブを使ったものを選ぶか、「妊婦でもOK」の表示があるものを選ぶと安心です。

    妊活中に避けたいお茶⑤緑茶

    緑茶のカフェイン量は100g(湯のみ1杯)あたり20mgです。

    カフェイン量はウーロン茶と煎茶と同じで、コーヒーや玉露よりは控えめです。

    爽健美茶を飲むと流産する?

    爽健美茶に含まれる「ハトムギ」は流産を引き起こす!という情報が一時ネットで拡散されました。

    この情報は全くのデマで、販売元の会社も公式に否定しています。

    この話が出た理由は、ハーブティの種類のひとつの「ハトムギ」は子宮収縮作用があるため妊婦は控えた方が良いとされているせいでしょう。

    漢方で使われるハトムギは浮腫みや冷えの改善が期待できるため、妊活中に利用したい薬膳効果でもあります。

    利用する場合は医師に相談するか妊活中でも「妊婦さんでもOK」な表示があるものを選ぶと安心でした。

    妊活中のお茶は温めて飲むべき?

    妊活中の体の冷えは大敵です。体の冷えは血液の循環が滞り、子宮の血の回りも鈍くさせます

    お茶のなかには体温を上げ血の巡りを良くする効果があるものもあります。

    相乗効果で体を最大限に温めたいならお茶は出来るだけホットで、冷たいものが飲みたい時も氷を入れずに常温で飲むようにしましょう。

    温かい飲み物を普段飲まない人は、まず常温やぬるめのお茶を飲むことから始めてみてはどうでしょうか。

    まとめ:妊活中はお茶のカフェインに注意しよう

    妊活中に飲みたいお茶

    • ノンカフェインのもの
    • 麦茶
    • 黒豆茶
    • タンポポ茶
    • ハーブティー(ルイボスティー等)

    妊活中に避けたいお茶

    • カフェインを含むもの
    • ウーロン茶
    • 煎茶
    • 紅茶
    • ハーブティー(ナツメグ等)
    • 緑茶

    この記事を参考にして妊活中もお茶を楽しんで下さい。

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