薄毛を隠す髪型やアイテムの選び方と注意点とは？自然な仕上がりができる方法を紹介

薄毛隠しに効果的な髪型とは？

薄毛隠しに効果的な髪型とはどのようなものでしょうか。

ここでは、薄毛隠しに効果的な髪型を5つ紹介します。

• 分け目を変える
• ショートヘアにする
• レイヤーカットにする
• ツーブロックにする
• 前髪を長めにする

以下で、1つずつ詳しく説明します。

分け目を変える

同じ分け目にしていると、牽引性脱毛症（けんいんせいだつもうしょう）といって、毛根に微妙な負荷がかかることによる脱毛症を発症してしまう場合があります。また頭皮の同じ部分が紫外線のダメージを受けるので好ましくありません。

新しい分け目は、洗髪後早めにブローして作りましょう。

ショートヘアにする

一般的にショートヘアの方が薄毛は目立ちにくいです。薄毛が気になる場合は、髪の毛を伸ばして隠そうとするよりはショートヘアにしたほうが自然で、清潔感の持てる印象になります。

レイヤーカットにする

レイヤーカットとは、表面に見える短い毛から下にある長い毛にかけて、段を作るカットのことです。レイヤーカットをすると、表面にある短い毛が立ち上がるので、頭頂部の薄毛部分を隠すことができます。

重みのある長い髪の根元部分にボリュームを出すのは困難で、短い髪の毛ほど根元が立ち上がりやすいので、その性質を利用しています。

ツーブロックにする

ツーブロックでは、サイドや襟足は刈り上げて、頭頂部の髪の毛を残すので、錯視効果で「ボリュームがあるように」見せることができます。錯視効果とは、実際とは異なるように見せることです。

頭頂部の残す髪の毛の長さを短くしたり、長くしたり、またパーマをかけたりすることで、いろいろなタイプの薄毛に対応できます。

前髪を長めにする

「髪を長めにして隠す」のはおすすめできません。というのは、以下のような理由からです。

• 前髪を長めにすることで見る人の視線が集中する（＝目立つ）
• 汗をかいたとき、髪の毛が束になり、清潔感がなくなる
• 隠していることが強調される

前髪を長めにすると、前髪に見る人の視線を誘導してしまいます。

スタイリングやアイテムで薄毛を隠す方法とは？

スタイリングやアイテムで薄毛を隠す方法にはどのようなものがあるでしょうか。

• ボリュームアップスプレーを使う
• ヘアワックスを使う
• ヘアファイバーを使う
• スプレータイプのヘアカラー剤を使う
• 帽子をかぶる

以下で、1つずつ詳しく説明します。

ボリュームアップスプレーを使う

【効果】

炭や特殊繊維などでできた微粒子をスプレーして、髪の密度が上がったように見せます。地毛に近い色の製品を選べば、自然な仕上がりになります。

【予算】

高くても数千円程度です。

【使い方】

薄毛が気になる部分にスプレーして、ブラシでなじませるだけです。

ヘアワックスを使う

【効果】

気になる薄毛部分を自分の髪の毛を使ったスタイリングで自然に隠せます。「全体的に毛量が少ない時は流れを分散させて視線を逸らす」など、スタイリングの具体的な方法を知っているとより効果的に隠すことができます。

【予算】

2,000円前後です。

【使い方】

スタイリング時、適量のワックスを手に取り、しっかりと広げてなじませます。髪の毛の根元から手を入れて、全体にワックスをつけます。自分の好きなヘアスタイルに整えれば完成です。

ヘアファイバーを使う

【効果】

繊維が入ったマスカラはまつ毛を太くそして長く見せますが、マスカラの髪の毛バージョンです。薄毛が気になる部分に軽く振りかけると、ファイバーが静電気で髪の毛に絡みつきます。

【予算】

高くても数千円程度です。

【使い方】

ヘアスタイリング前に髪の毛に振りかけます。

スプレータイプのヘアカラー剤を使う

【効果】

地肌に近い色のスプレータイプのヘアカラー剤を使うと、薄毛は目立たちにくくなります。地肌が肌色なので、明るい色を選ぶのがポイントです。

【予算】

安いものは千円未満からありますが、高くても数千円程度です。

【使い方】

スタイリングした髪の毛の気になる部分にスプレーします。シャンプーすれば落ちるので、いろいろな色を試すことも可能ですが、毎日スプレーしなければなりません。

帽子をかぶる

【効果】

気になる部分を自然に隠せるので、おしゃれな気分を味わいながら薄毛を隠せます。

【予算】

洋服と同じように安いものから高価なものまでさまざまです。着る洋服に合わせましょう。

【使い方】

帽子はハットやニット帽など、さまざまなデザインのものがあるので、好きなデザインの帽子をかぶります。その日のTPOに合わせて、自分を主張できるのも帽子の良いところ。自分らしさを楽しめます。

長時間かぶっていると蒸れてしまうので、トイレなどに行った際に外すように習慣づけると良いでしょう。

薄毛を隠すのに有効なヘアファイバーとは？

薄毛を隠すのに有効なヘアファイバーにはどのような種類があって、どのように使うのでしょうか。

ここでは、薄毛を隠すのに有効なヘアファイバーについて、２つ紹介します。

• ヘアファイバーの種類と選び方
• ヘアファイバーの正しい使い方

以下で、1つずつ詳しく説明します。

ヘアファイバーの種類と選び方

ヘアファイバーはヘアファイバー単体のものもありますが、基本的にスタイリング時に使うものなので、スタイリング剤と合体しているものが多く、以下のようなタイプに別れます。

• ワックス（グリース）
• ジェル
• スプレー

どれもファイバーという繊維が含まれている点は同じなので、髪の毛の質や髪型、スタイリングのしやすさなど通常のスタイリング剤を選ぶときと同じように選びます。選ぶのに迷う場合は、今使っているスタイリング剤と同じタイプのものにすれば間違いはないでしょう。

ヘアファイバーの正しい使い方

ヘアファイバーは、普通のスタイリング剤と同じ手順で使います。つまり、スタイリング時に髪の毛に付け、なじませ、スタイリングする…という具合です。とても簡単なので、気になる方は一度試してみると良いでしょう。

薄毛を隠すのに有効なヘアラインシャドウとは？

薄毛を隠すのに有効なヘアラインシャドウはどのようなものでしょうか。

ここでは、薄毛を隠すのに有効なヘアラインシャドウについて2つ紹介します。

• ヘアラインシャドウの種類と選び方
• ヘアラインシャドウの正しい使い方

以下で、1つずつ詳しく説明します。

ヘアラインシャドウの種類と選び方

ヘアラインシャドウとは、髪の生え際にシャドウを置いていく小顔に見せるメイク方法ですが、薄毛対策にも効果的です。

ヘアラインシャドウにはパウダータイプとクリームタイプ、2つを併用するタイプがあります。顔へメイクするので、メイクする機会の少ない男性の方は選ぶのに迷うことでしょう。ポンポンとパフでつける、ブラシでつけるなどつける方法が違うものもあるので、「自分がつけやすい方法」のもののを選びましょう。

ヘアラインシャドウの正しい使い方

生え際に、髪の毛となじむ色のシャドウを入れて薄毛を目立たせないヘアラインシャドウの正しい使い方は、以下の手順です。

1. ファンデーションなどでベースメイクを整えて、ヘアラインシャドウをパフやブラシに取る
2. 額の「ここに髪の毛があればいいのに」という部分にヘアラインシャドウを付ける
3. 指やパフで整えて自然に見えるようにする

専用のヘアラインシャドウを使えば、ヘアラインがよれたり、崩れたりせず、簡単に薄毛をカバーできます。

薄毛を隠す方法の選び方のポイントは？

ここまで、薄毛を隠す方法を説明してきました。それでは、薄毛を隠す方法はどのように選べばよいのでしょうか。

ここでは、薄毛を隠す方法の選び方のポイントを4つ紹介します。

• 自然な仕上がりができるかどうか
• 肌に合うかどうか
• 手軽に使えるかどうか
• ヘアスタイルやライフスタイルに合わせられるかどうか

以下で、1つずつ詳しく説明します。

自然な仕上がりができるかどうか

自然な仕上がりができるかどうかは大切です。薄毛を無理に隠そうとするとよけいに目立ってしまうからです。

「薄毛を隠す」のであって、「薄毛部分に毛が生えてくる」のではありません。自然な仕上がりで、目立たせないことを第一に考えましょう。

肌に合うかどうか

「薄毛を隠す」ことは薄毛対策の1つなので、頭皮環境を悪化させて、薄毛を進行させない方がいいでしょう。「肌が弱くてそのアイテムは使えないな」という方もいるでしょう。そのような場合は決して無理に使わずに、別な方法を考えましょう。

また肌が弱くなくても、「何となくそのアイテムは頭皮環境によくない影響がありそう」と感じる方も別な方法を選んだ方がよいでしょう。

手軽に使えるかどうか

ヘアスタイルを整えるのは毎日のことなので、手軽かどうかは重要です。「忙しい日にもできる方法か」を基準に考えましょう。

ヘアスタイルが整っていると、きちんとした気持ちで充実した一日を過ごせます。

ヘアスタイルやライフスタイルに合わせられるかどうか

ヘアスタイルやライフスタイルによってはできない方法もあるでしょう。坊主頭にヘアファイバーは難しいし、ヘアラインシャドウはなじまないという方もいるでしょう。

消去法でもよいので、時間を作って自分に合う「薄毛を隠す方法」を探してみましょう。

薄毛隠しの方法の注意点は？

薄毛隠しの方法の注意点には、どのようなことがあるでしょうか。

• 美容室での施術が必要なものもある
• 長時間装着する場合は肌のケアが必要
• 外出時の天候や汗によって仕上がりが変わる場合がある
• 薄毛の原因に合わせた対策を併用することが重要

以下で、1つずつ詳しく説明します。

美容室での施術が必要なものもある

薄毛を隠すために髪型を変えるような場合は、美容室での施術が必要です。美容室には髪の毛の専門家である美容師がいます。ついでに薄毛対策についても相談してみましょう。よりよい薄毛を隠す方法や薄毛対策、新しい情報などが得られるかもしれません。

美容室での施術は時間がかかったり、待たされたりと億劫な方もいるかもしれませんが、プラスアルファのよいことがある可能性もあります。

長時間装着する場合は肌のケアが必要

長時間装着する場合の肌のケアは大切です。薄毛対策のために「薄毛を隠す」ので、薄毛は進行させない方がよいでしょう。

頭皮環境をよいものに保つために、トイレのタイミングで帽子は外しましょう。長時間かぶったままだと雑菌が増えて頭皮環境が悪化する、帽子での圧迫で頭皮の血行が悪くなる可能性があります。

外出時の天候や汗によって仕上がりが変わる場合がある

薄毛を隠す方法によっては、外出時の天候や汗で髪の毛が濡れてしまうとスタイルに影響が出てしまう場合があります。外出先などにもアイテムを持参し、手直しを加えることができるのであれば良いでしょうが、いつもできるわけでもありません。あらかじめ、天候や汗で崩れる可能性があることを頭にいれておきましょう。

薄毛の原因に合わせた対策を併用することが重要

薄毛を隠す方法には注意点のあるものもあるので、基本的には薄毛の原因に合わせた対策を併用することが重要です。

薄毛の原因には以下のものが挙げられます。

• AGA（男性型脱毛症）
• 生活習慣の乱れ
• 強いストレス
• 紫外線やパーマ液などの外部刺激
• 間違ったヘアケア
• 遺伝

遺伝であるかどうかは、親戚などのようすを見ることで推測できますが、はっきり知るためにはAGAと同じように、皮膚科への受診が必要です。血液検査をすれば、遺伝であるかどうかが分かります。

薄毛対策と薄毛隠しの両立はできる？

薄毛対策と薄毛隠しの両立はできるのでしょうか。

ここでは、薄毛対策と薄毛隠しが両立できるかについて、4つ紹介します。

• 短髪にすることは薄毛対策薄毛隠しのどちらにも効果的？
• 頭皮に優しいヘアワックスはある？
• ウィッグは頭皮環境によくない
• ヘアファイバーやスプレーは頭皮トラブルの原因になる？

以下で、1つずつ詳しく説明します。

短髪にすることは薄毛対策薄毛隠しのどちらにも効果的？

短髪にすることは薄毛対策薄毛隠しのどちらにも効果的です。長髪だと髪の毛で頭皮が引っ張られ、刺激してしまう可能性があるからです。ひどいと牽引性脱毛を起こす場合もあります。

頭皮に優しいヘアワックスはある？

頭皮に優しいヘアワックスはあります。頭皮に優しいヘアワックスとは、以下のようなものです。

• 体にいい成分が入っている
• 体に悪い成分が入っていない

この2点を満たしていれば、頭皮に優しいヘアワックスといえます。化学合成された成分よりは天然由来の成分の方が「体にいい成分」であり、パラベンや合成着色料などの成分が「体に悪い成分」です。ヘアワックスを選ぶときには、成分表示をみていい成分が入っていて、悪い成分が入っていないものを選びましょう。

ウィッグは頭皮環境によくない

ウィッグは簡単に取り外せないので、接着面の頭皮で、炎症湿疹かぶれなどの皮膚のトラブルを起こす可能性があります。

皮膚トラブルが起こると、治るまでの間はウィッグを使えません。新しく隠さねばならない部分が出てくる可能性もあるので注意しましょう。

ヘアファイバーやスプレーは頭皮トラブルの原因になる？

ヘアファイバーやスプレーは頭皮トラブルの原因になります。ヘアファイバーやスプレーを正しく使用すれば問題ないように思いますが、どうしても頭皮にもかかるし、多く使い過ぎてしまったというようなことも起こります。

頭皮トラブルを避けるのであれば、ヘアファイバーやスプレーは使わない方がよいでしょう。

まとめ

薄毛を隠すためのヘアスタイルとヘアアクセサリーの選び方について紹介してきました。

ヘアスタイルやヘアアクセサリーの正しい選び方を知ることで、薄毛を気にせず、新しいヘアスタイルに挑戦したり、ヘアアクセサリーを使ったりすることができます。薄毛を自分の選んだ方法でカバーしながら、自信を持って毎日を過ごしましょう。