AGAの抜け毛・症状の特徴やハゲやすい人の特徴について解説

「最近抜け毛が気になる」「髪が薄くなってきた」という人に、AGA(男性型脱毛症)の症状やかかりやすい人の特徴を解説します。

AGAは男性ホルモンの影響で起こる疾患であり、早い人では20代から進行します。完治することは難しく、現状維持や進行を遅らせるためには早めの対応が必要です。AGAの症状や特徴が自分にあてはまっていないかチェックしてください。

目次

    AGAの症状について特徴とタイプを解説

    AGAは男性型脱毛症のことで、男性ホルモンの影響によって起こる疾患です。テストステロンに5‐α‐リダクターゼⅡが作用し、5‐α‐ジヒドロテストステロンが作られます。

    5‐α‐ジヒドロテストステロンにより髪の毛母細胞の増幅が抑制され、髪の成長期が短く、作られる髪がだんだん細くなっていきます。個人差やAGAの進行度によって、次のような薄毛のタイプがあります。

    • M型
    • O型
    • U型

    それぞれについて説明します。ほかにもA型やC型、S型とよばれる型もあります。

    M型

    M型はこめかみの生え際が後退し、アルファベットのMのような形になっている状態で、AGAの初期に見られます。前頭部が薄くなっているタイプと似ていますが、前髪の中央部分が残っている状態です。

    おでこの広さが気になり始めた人や、髪が細くなってきたと感じる人はAGAが進行しているかもしれません。

    O型

    AGAのO型は頭頂部の髪が薄くなっている状態で、つむじハゲともいわれます。つむじを中心に薄毛が広がっていくためです。

    正面から見た状態では気づきにくく、気づいたころにはAGAが進行していたということも珍しくありません。

    U型

    U型は、額の生え際と頭頂部が薄くなるタイプです。M型やO型よりも薄毛の範囲が広く、見た目でもわかりやすいことから、薄毛を気にしている人も多くいます。

    AGAによる薄毛は時間の経過とともに進行するため、できるだけ早く治療を受けることが大切です。

    AGAの抜け毛に特徴はある?

    AGAでは、男性ホルモンの影響でヘアサイクルが短くなり、生えてくる髪が十分に育たないうちに抜けてしまいます。AGAの抜け毛には次のような特徴があります。

    • 細く短い
    • 毛根が目立たない
    • ハリやコシがない

    髪の毛には成長期・退行期・休止期・替毛期の4つの時期があり、3~6年の成長期を過ぎると成長が止まり、数か月~1年で抜け落ちていきます。一般的に日本人の髪の毛の本数は約10万本といわれており、1日の抜け毛は100本程度です。約90%の髪の毛が成長期と退行期にあるといわれています。

    しかしAGAが発症することで成長期が短くなり、休止期の毛が多くなります。

    元々あった太い毛が抜けていき、新たに生えてくる毛は細く短い状態で毛の成長が止まるため、地肌が透けて薄毛が目立つようになります。

    抜け毛が多くなったと感じる人は、抜け毛に上記のような特徴がないか確認してください。

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    そもそもAGAになりやすい(ハゲやすい)人の特徴とは?

    AGAになりやすい人に共通する特徴は次の通りです。

    • 母方家系の遺伝
    • 慢性的に睡眠不足
    • ヘアケアが疎か
    • 食生活の乱れ・運動不足

    自分にあてはまるものがないか、詳細を確認してください。

    AGAになりやすい特徴①母方家系の遺伝

    母方の家系に、薄毛の人がいる場合は薄毛になる可能性が高いといわれます。AGAはテストステロンと5‐α‐リダクターゼが結合して5‐α‐ジヒドロテストステロンが作られ、発毛に影響することが原因です。

    この5‐α‐リダクターゼがどれだけ活性化しやすいかが優性遺伝として子どもへ伝わりやすいといわれています。よって父や母方の家族が薄毛の場合、薄毛が起こりやすい体質です。

    AGAになりやすい特徴②慢性的に睡眠不足

    慢性的に睡眠不足な人はストレス過多を招きやすくなります。ストレス過多によりホルモンの乱れが起こり、髪の成長に悪影響を及ぼすといわれています。血行不良や髪を作る毛母細胞の分裂低下にもつながるため、注意しましょう。睡眠時間と睡眠の質の確保は薄毛対策において大切です。

    睡眠時間は短くても長くても健康リスクがあるといわれます。アメリカでの大規模調査では、睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低いことがわかりました。

    睡眠不足は高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、うつ病や認知症など精神疾患のリスクにもなり得ます。毎日の睡眠を大切にしましょう。

    AGAになりやすい特徴③ヘアケアが疎か

    ヘアケアを怠っている人や、行き過ぎたヘアケアは注意が必要です。頭皮を清潔に保つことが大切であるため、毎日の洗髪は欠かせません。髪のべたつきは、皮脂汚れが残っている場合やシャンプーが合っていない場合、食生活の乱れやストレスによるものと考えられます。

    ただし洗髪の回数が多いと頭皮に必要な脂まで落ちてしまい、乾燥や皮膚の荒れにつながることがあるので注意してください。頭皮の状態や髪質に合ったシャンプーを、美容院で相談するのもよいでしょう。

    AGAになりやすい特徴④食生活の乱れ・運動不足

    食生活の乱れや運動不足は、薄毛に影響を及ぼすといわれています。髪の毛はケラチンとよばれるタンパク質からつくられます。動物性食品や大豆からタンパク質を十分に摂りましょう。

    これを食べれば薄毛が改善されるという食べ物は存在しません。タンパク質のほか炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素をバランスよく摂ってください。

    また、適度な運動も大切です。運動不足は血行不良につながり、体の代謝を低下させます。髪に十分な栄養が届かなくなり、髪が長く成長するのを妨げます。血行促進や代謝の活性化、自律神経を調えるためには有酸素運動がおすすめです。

    有酸素運動は、ジョギングやウォーキング、水泳、サイクリングなどで脂肪燃焼にも効果的です。運動習慣がない人は、通勤時や休日に歩く距離を増やすこともおすすめです。

    若ハゲにも特徴はある?

    20代のうちからAGAの症状が出始める人もいます。5αリダクターゼII型の分泌量が多い生え際やつむじの薄毛が気になるようになり、髪の抜ける量が多くなったと気づきます。

    AGAの症状に気づいたときにすぐ治療をすると、髪の現状維持や進行を遅らせることにつながりやすくなります。

    年齢的にAGAになるにはまだ早いと思っていても、髪が薄くなってきたと感じている人は一度AGA専門クリニックを受診するのはいかがでしょうか。

    AGAの特徴やハゲやすさに応じた対策方法とは

    AGAの状況に応じて、対策方法を紹介します。

    • AGA発症初期の人
    • AGA発症から大分時間が経ってしまった人

    AGA発症初期の人でも、時間が経ってしまった人でも、AGAを専門としたクリニックに相談することが大切です。

    AGA発症初期の方

    AGA発症初期の特徴として、次のような点が挙げられます。

    • 抜け毛が多いと感じる
    • おでこが広くなったように感じる
    • 頭皮のかゆみがある
    • 産毛が増えたきがする

    AGAは早い人だと、20代後半から進行する疾患です。自然治癒や治療で完全に戻すのは難しく、現状維持や進行を遅らせる治療がメインとなります。

    AGA発症初期は額の生え際や頭頂部から薄くなり始めることが多く、特に頭頂部は自分では気がつきにくい部分です。

    髪質が徐々に細く柔らかいものに変化していき、ハリやコシがなくなっていくため、髪の毛が薄くなったと感じます。

    よって、上記の症状があればすぐに治療を受けることが大切です。AGA専門のクリニックで相談してください。AGAの治療法としては内服薬や外用薬、自毛植毛、注射療法などがあります。

    また、生活習慣を改善して、血行不良を改善しましょう。タバコに含まれるニコチンは、血液循環に悪影響を及ぼすため、喫煙習慣のある人は禁煙することが望ましいでしょう。

    「AGAになりやすい特徴」でも説明しましたが、十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事を心がけ、ストレス源を取り除くことが大切です。

    AGA発症から大分時間が経ってしまった方

    AGAは完治しないため、発毛や育毛などでケアすることが必要です。AGA発症から大分時間が経ってしまったという人でも、まずはAGA専門のクリニックに相談しましょう。

    何歳からでもAGA治療は可能です。年齢よりも症状に合わせた治療が必要となります。

    AGA治療法の例

    内服薬フィナステリドデュタステリドミノキシジル
    外用薬ミノキシジル
    メソセラピー(注射療法)髪の成長に関する成分を注射などで頭皮に直接注入フィナステリドデュタステリドミノキシジル成長因子タンパク質
    自毛植毛後頭部や側頭部の毛髪組織を採取し、薄毛が気になる箇所に再分配

    薄毛や抜け毛が気になり始めた段階であれば、AGAの進行を抑えるためのフィナステリドやデュタステリドといった内服薬で治療します。

    フィナステリドは元は前立腺肥大症の治療薬として使われていました。テストステロンがジヒドロテストステロンに変わるのを阻害し、薄毛症状を改善するといわれています。デュタステリドも同じ系統のAGA治療薬ですが、これらの薬は女性や子供は使用できません。

    AGAの症状が進んだ人では、ミノキシジルの内服薬・外用薬や注射療法、自毛植毛などの治療法が考えられます。

    ミノキシジルは血管拡張作用があるため、血圧降下剤として使われている薬ですが、薄毛治療の内服薬や頭部への塗り薬としても利用されています。

    ただ、程度の差はあれど薬には副作用があり、ミノキシジルには頭部のかゆみやめまい、頭痛、低血圧といった副作用が報告されています。

    メソセラピーは髪の成長に関する成分を注射などで直接頭皮に注入する治療法です。AGA内服薬を直接注入するほか、クリニックにより成長因子やタンパク質といった成分を取り扱っているところもあります。

    自毛植毛は自分の髪の毛を薄毛が目立つ部分に植え替える施術です。薄毛が起こりにくい後頭部や側頭部の髪の毛を利用します。

    AGA治療の目的を明確にし、医師と相談しながら治療法を決めることが大切です。

    まとめ

    この記事では、AGA(男性型脱毛症)が気になる人に向けて、AGAの症状やAGAになりやすい人の特徴・対策を解説しました。

    ストレス源を減らしたり、規則正しい生活を心がけたりすることは大切ですが、自己対策には限りがあります。AGAは完治しない疾患であるため、AGA専門のクリニックを探して受診し、現状維持・進行を遅らせることが大切です。

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