注射療法によるAGA治療は何がある?ミノキシジル注射の費用やその他の発毛注射など徹底解説

「AGAの注射療法ってなに?」「AGAに効果があるの?」という人にAGAの治療の種類や注射療法について詳しく解説します。

AGAは加齢とともに進行し、自然な改善は見込めません。症状を遅らせるには薬の服用や注射療法などでの治療が必要です。

この記事では、AGAの注射療法で気を付けることや、よく使われるミノキシジル注射について効果や費用を解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

    AGA治療の種類

    AGA治療を目的とした医薬部外品は多くありますが、効果的な治療法としては医薬品が主となります。内服薬と塗り薬があり、クリニックでは次の薬がよく処方されます。

    • 内服薬:フィナステリド(プロペシア)・デュタステリド(ザガーロ)・ミノキシジル
    • 外用薬:ミノキシジル

    また、メソセラピーとよばれる注射療法や、自分の髪の毛を植え替える地毛植毛もあります。

    • 注射療法:メソセラピー
    • 地毛植毛

    AGAの治療法について1つずつ詳しく解説します。

    AGA治療①内服薬による治療

    医薬品によるAGA治療は、最も一般的な方法です。次の内服薬が治療に使われます。

    • フィナステリド
    • デュタステリド
    • ミノキシジル

    フィナステリドは、元は前立腺肥大症の治療薬として使われていましたが、副作用として毛が濃くなることから育毛剤としても利用されるようになりました。テストステロンがジヒドロテストステロンに変わるのを阻害する作用があり、薄毛症状の改善につながるといわれます。

    フィナステリドは医師の診断と処方が必要な薬です。男性ホルモンに直接作用するため、女性や子どもの使用は禁止されています。特に妊娠中の女性の使用は、胎児に影響を及ぼす可能性があります。

    デュタステリドは、フィナステリドと同じ系統のAGA治療薬です。ジヒドロテストステロンを生成する、5‐α‐リダクターゼのI型・II型の働きを阻害するため、薄毛の進行抑制に利用されます。

    ミノキシジルは血圧降下剤として使われている薬です。内服薬のほかに外用薬としても利用されています。詳しくは外用薬の欄で説明します。

    AGA治療薬の効果は個人差が大きく、即効性がないため効果が出るまでに時間がかかります。また、育毛剤の効果は一時的なものであり使い続けることが必要です。

    AGA治療②外用薬による治療

    AGA治療薬は内服薬のほかに外用薬もあります。内服薬でも利用されているミノキシジルは、頭部への塗り薬としても利用されています。ミノキシジルはAGA治療薬として、米国皮膚科学会や国際毛髪外科学会が効果を認めている育毛剤です。日本では「リアップ」という名前で売られています。

    ミノキシジルは、血管拡張作用があるため高血圧の薬として利用されてきました。育毛効果が認められ、薄毛治療にも利用されています。育毛効果が現れるまでには半年ほどかかり、薄毛の進行を遅らせる・抜け毛を減らして現状維持するといった効果があります。

    ただし、副作用として頭皮のかぶれやかゆみ、めまい、頭痛といった症状が挙げられるため、手の甲で試すほか、様子を見ながら続けることが大切です。

    AGA治療③メソセラピー注射

    メソセラピーは髪の成長に関する薬剤成分を、注射器などで頭皮に注入する方法です。元々はリウマチや関節炎に利用されていた治療法ですが、近年では脱毛症や皮膚科での治療にも用いられています。

    持病などで薬が服用できない人の利用や、フィナステリドやデュタステリドが利用できない女性でも選択可能な治療法です。より早く効果を実感できるように内服薬や外用薬と組み合わせて使われる場合もあります。

    注入される成分は内服薬としても使われるフィナステリドやミノキシジル、成長因子やタンパク質といった栄養成分など、クリニックによってさまざまです。

    メソセラピーには注射による注入方法のほか、針付きのローラーや炭酸ガス、レーザー照射などで行っているクリニックもあります。

    AGA治療④自毛植毛

    自毛植毛は文字通り、自分の髪の毛を別の場所に植え替える施術です。後頭部や側頭部の毛髪組織を採取し、薄毛が気になる箇所に再分配します。後頭部や側頭部の髪は前頭部に比べて男性ホルモンの影響を受けにくく、薄毛になりにくいという特徴があります。

    自毛植毛は1~2回の施術で済み、髪が生えそろった後は自然なヘアサイクルで生え変わるため、継続した治療が必要ないといわれる方法です。

    AGAの注射療法の効果に関して

    AGAの注射療法というと、上記で紹介したメソセラピー注射による治療です。効果にはもちろん個人差がありますが、内服薬や外用薬と合わせて受けることでより発毛効果が期待できるといわれています。

    副作用がほとんどない成分を選ぶことで安全性を高められ、薬の服用ができない人や薬の選択肢が少ない女性でも利用できる点がメリットです。

    AGAの注射療法で気をつけるべきこと

    AGAの注射療法を受けるうえで、気をつけるべきことを紹介します。

    • 費用感は事前に要チェック
    • 副作用についても確認
    • 治療後も頭皮ケアは必要

    それぞれ詳しく紹介するので、治療を検討している人はぜひチェックしてください。

    AGA注射の注意点①費用感は事前に要チェック

    AGA注射療法でかかる費用は、施術前にきちんと確認しておきましょう。施術回数や注入成分、クリニックによって大きく異なります。事前に大まかな予算を決め、予算に合った治療を計画的に受けることが大切です。

    一般的なメソセラピー治療だと、1カ月に1~2回の頻度で、6カ月~1年かけて6~12回の施術を行います。その後は医師と相談して、効果を持続するために施術を追加します。

    育毛のメソセラピーは保険適用外の治療であるため、施術にかかる費用はクリニックによって大きく差が出ます。1回につき10,000円~50,000円と施術費用は高めです。

    AGA注射の注意点②副作用についても確認

    AGA注射治療は副作用が出にくい点がメリットです。メソセラピーで注入する成長因子やタンパク質などの栄養素は一般的に害のない成分であり、大きな副作用の心配はないといわれます。

    フィナステリドやミノキシジルといった内服薬と同じ成分を注入する場合は、その薬剤と同じ副作用が起こる可能性があります。フィナステリドの副作用として挙げられるのは、肝機能障害や男性機能障害、ミノキシジルの副作用は血圧低下やかぶれ、かゆみなどです。

    事前に注入する成分を確認し、どのような副作用があるか知っておきましょう。

    AGA注射の注意点③治療後も頭皮ケアは必要

    AGAは完治しない疾患であり、頭髪を完全に元に戻すことはできません。AGA注射療法後も頭皮や髪の手入れを怠らないようにし、必要に応じて内服薬や外用薬を併用しましょう。

    髪が抜けやすくなると感じ、毎日の洗髪がしにくい人もいるかもしれません。頭皮の衛生状態を保ち、髪の健康を保つためにも、毎日の洗髪と頭皮ケアは大切です。

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    ミノキシジル注射の効果や費用相場

    ミノキシジル注射に関して、効果や気になる費用の相場を紹介します。ミノキシジルは血圧降下剤の一種で、AGA治療の内服薬・外用薬としても利用される薬です。注射療法では薄毛が気になる箇所に直接注入できるため、より効果的に働くと期待されています。

    ミノキシジル注射の費用は、クリニックにより大きく異なりますが1回50,000円程度です。月5,000円~10,000円のミノキシジルの内服薬と比較すると、費用も高額になります。

    ミノキシジル注射を実際に行った人で、次のような口コミがありました。

    • 頭頂部の薄毛が、ミノキシジル注射と服薬により、地肌が見えないほどに毛量が回復しました。
    •  毛量が増えて毛の質もよくなりました。見た目が若返ったといわれます。
    • 5年以上、前頭部や頭頂部の薄毛に悩んできましたが、6ヵ月の治療で以前と違いが分かるほどボリュームがでました。

    薄毛に効く発毛カクテル注射の効果や費用相場

    薄毛に効く発毛カクテル注射について、効果や気になる費用の相場を紹介します。発毛カクテル注射は、AGA治療薬でもあるフィナステリドやミノキシジル、健康な髪に必要なアミノ酸やビタミンなど有効成分を配合し、頭皮に注入する治療法です。

    発毛カクテル注射の1回あたりの費用は、30,000円から50,000円を超えるところもあります。保険適用外であり、それぞれのクリニックが費用を決定しています。

    発毛カクテル注射を実際に行った人で、次のような口コミがありました。

    • 本当に効果があるのか不安でしたが、半年近く施術を受けて頭皮環境の変化がわかりました。周りの人に髪の毛が増えたといわれることもあり、通院を続けたいと思います。
    • 発毛カクテル注射を受け、5か月で見てわかるほど効果が出ています。
    • 薬の成分を相談して決められました。月に1回のペースなので続けることができそうです。

    AGAの注射療法は高い?安く抑えるコツとは

    先ほど紹介した通り、AGAの治療療法は1回あたり50,000円を超えることもあります。保険は適用されず、医療費控除も対象外なため、金額の負担も大きくなります。

    高価な治療法であるAGA注射を、安く抑えるコツを2つ紹介するので参考にしてください。

    • ジェネリック医薬品を選ぶ
    • 治療をできるだけ早く始める

    ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を使っており、治療学的に同等の効き目、安全性があると承認されている薬です。研究開発にかかる費用が抑えられることから、薬価も抑えられます。

    この記事で紹介したフィナステリド、デュタステリドはジェネリック医薬品です。ミノキシジル外用薬のジェネリック医薬品には、スカルプDメディカルミノキ5やリアップX5プラスネオなどがあります。

    また、AGA治療は早い段階で行うほど服用する薬の量も少なく済み、治療にかかる費用も抑えられます。薄毛の進行も遅らせることができるため、治療は早い方がよいでしょう。

    まとめ

    AGAの治療法には内服薬や外用薬、自毛植毛や注射療法があります。この記事では特にメソセラピーとよばれる注射療法について詳しく解説しました。

    AGA注射治療は、副作用が起こりにくく、服薬と合わせて効果を期待できる点がメリットです。デメリットは1回あたりの費用が高く、続けにくい点が挙げられます。気になることは医師に相談し、自分の予算に合わせて治療を行ってください。

    また、ミノキシジル注射と発毛カクテル注射の効果、費用について解説しました。注射療法を受けたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

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