うつ病のときは性欲ある?それとも性欲なくなる?うつ病と性欲の関係性について解説

※本記事は薬剤師が執筆しております※

うつ病のときは性欲はあるのかないのか、うつ病と性欲の関係性についてを知りたい方は多いのではないでしょうか?

うつ病の時でも性欲はありますが、気分が落ち込んでいるので興奮が起こりにくく、性ホルモン分泌が促されにくいと言われています。性欲維持とうつ病予防には重なる部分があるので、性欲維持はうつ病予防にも通じます。

この記事では、うつ病と性欲の関係性を紹介します。ぜひ、最後まで読んでください。

目次

    そもそもうつ病とはどういう状態?

    気分が落ち込んでしまい、何をしても楽しくないという精神症状の他に、眠れない、食欲がないなどの身体症状が現れ、普段通り生活できなくなっているような場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的・身体的ストレスなどがきっかけになって、脳がうまく働いていない状態です。

    うつ病を疑ったら、自己判断はせず、精神科や心療内科の医師、または内科などのかかりつけの医師に相談しましょう。自治体の保健所や精神保健福祉センターの利用も可能です。

    性欲がおこるメカニズムとは

    性欲が起こるメカニズムは、どのようなものでしょうか?性欲には、女性ホルモンであるエストロゲン、男性ホルモンであるテストステロンの変化や、脳に与えられるさまざまな要素が関係しているとされています。

    ここでは、性欲がおこるメカニズムを男女別に紹介します。

    • 女性の性欲の場合
    • 男性の性欲の場合

    以下で、1つずつ詳しく説明します。

    女性の性欲の場合

    女性ホルモンのエストロゲンと男性ホルモンの分泌により、種の保存の本能が働き、性欲が高まります。エストロゲンの分泌が高まるのは排卵期です。排卵期が終わると、受精の有無に寄らず妊娠の準備を始めるので性欲はなくなります。

    一方、女性の男性ホルモン分泌量は、少量ですが生涯を通じてほとんど変わりません。月経があるうちは女性ホルモンの波にかき消されがちですが、閉経の頃から男性ホルモンによる性欲が目立ち始めます。

    男性の性欲の場合

    男性ホルモンのテストステロンが脳内に分泌されて、性欲が起こります。女性の男性ホルモン分泌量と違って多いため、理性で抑えることが難しく、そのため性欲が強いと言われています。

    男性のテストステロン分泌、性欲のピークは10代~20代前半です。 20代後半からは性欲は

    少しずつ低下していきます。性欲を衰えさせないためには、定期的な運動やバランスの良い食事など生活習慣を整えることが大切です。

    うつ病のときの性欲なくなる状態について

    うつ病のときでも性欲はありますが、持続的に気分が落ち込んでいる状態なので、興奮が起こりにくく男性・女性ホルモンの分泌が促されにくいと言われています。

    うつ病で性欲がない時は、無理に性行為は行わず、パートナーと一緒に過ごす、肌に触れ合う、キスやハグを多くするなど物理的に触れ、お互いを思い合ったり、共感しあえる話題で会話を楽しんだりなどして過ごしましょう。うつ病が回復すれば、性欲は戻るので無理はしないようにしましょう。

    非定型うつ病とは?

    定型うつ病では、抑うつ状態が持続しているのに対し、非定型うつ病は、自身に良いことや好きなことをしている時は、うつ 症状が軽いか、もしくは消え、逆に嫌なことでは気分が滅入る、身体が動けないなどの症状が現れる状態です。

    原因は不明ですが、ストレスを始めとする外的要因でうつ状態になると言われています。

    非定型うつ病時の性欲について

    非定型うつ病では、非定型の植物症状、すなわち、食欲や体重、睡眠、性欲の増大を認めることがあります。性欲亢進があるので、ED症状を示すケースはあまり多くないですが、人によってはED症状を自覚する場合もあると考えられます。

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    性欲を維持することはうつ病予防にもなる?

    普段から性欲を維持するためには、心身ともに健康で若々しくいるよう努めることが必要です。一方、うつ病予防には食生活を見直し栄養をとったり、社会的な貢献をしたりなど、性欲維持のための行動と重なる部分があります。

    つまり性欲を維持しようとすることは、精神衛生上も好ましいので、性欲低下を自覚した場合は維持できるように生活を整えましょう。

    うつ病予防と性欲維持のために普段からできること

    うつ病予防と性欲維持のための行動とは重なる部分がありますが、うつ病予防と性欲維持のために普段からできることには何があるでしょうか?

    ここでは、うつ病予防と性欲維持のために普段からできることを4つ紹介します。

    • ストレスを抱え込まず心を健康に保つ
    • 栄養バランスのとれた食生活を心掛ける
    • 日光のもとでの運動を定期的に行う
    • 考え方のクセを見直し、ポジティブを意識

    以下で、1つずつ詳しく説明します。

    ストレスを抱え込まず心を健康に保つ

    心の健康はうつ予防に不可欠ですし、また、ストレスがあると性欲も起こりにくくなるので、ライフスタイルを見直しましょう。

    うつ病は遺伝的要因、毎日の生活からの外的、内的要因などで発症すると考えられています。ストレスを抱え込まず、バランスの取れたライフスタイルに近づけましょう。

    栄養バランスのとれた食生活を心掛ける

    体をつくるための栄養素がアンバランスだと、身体も心の状態もアンバランスになります。いろいろな栄養素を摂取できるように、食材を数多く摂取しましょう。一緒に調理する食材によって、食材の効果が違ってくる場合もあります。調理方法も工夫しましょう。

    栄養成分に詳しくなくても、同じ食材ばかり食べない、たんぱく質は肉ばかりではなく魚も食べる、というような大まかな考え方でも十分偏りのない食生活を送ることができます。

    日光のもとでの運動を定期的に行う

    日光をあびることはセロトニン分泌につながり、うつ病改善にもなります。セロトニンとは、うつ病の原因と考えられている、脳内の神経伝達物質で、セロトニンが欠乏するとうつ病になると言われています。

    定期的に運動をすることでストレス発散や丈夫な体作りにもつながるので、とても有効です。

    【日光のもとでの運動を定期的に行うための注意点】

    まず、日中に外出する機会を増やしましょう。日中に外出できない状態の場合は、窓を開けて光を取り入れるとよいでしょう。

    考え方のクセを見直し、ポジティブを意識

    ネガティブな思考は自分の自信を失うことにもなるので、簡単ではありませんが、自分の考え方のくせを見直し、なるべくポジティブでいられるよう意識しましょう。

    うつ病は小さなことでも積み重なってしまうことで発症します。また、責任感の強い方ほどうつ病にかかりやすくなります。

    【考え方を見直しする時の注意点】

    • 完璧主義に陥っていないか見直す

    まとめ

    うつ病のときは性欲はあるのかないのか、うつ病と性欲の関係性について紹介してきました。

    うつ病の時でも性欲はありますが、気分が落ち込んでいるので興奮が起こりにくく、性ホルモン分泌が促されにくいと言われています。性欲維持とうつ病予防には重なる部分があるので、性欲維持とうつ病の予防の両方のために、心を健康に保ち、栄養バランスの取れた食事の摂取、日光のもとでの定期的な運動を心掛けましょう。

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