「AGAオンライン診療は誰でも受けることができるの?」「オンライン診療のデメリットは?」などAGAオンライン診療について詳しく知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
オンライン診療とはスマートフォンなどを利用し、リアルタイムで診察や診断を行う方法です。オンライン診療にはメリットが多くある反面デメリットもあるため、向いている人と向いていない人がいます。
本記事では、AGAオンライン診療のメリットとデメリットをご紹介しますので、オンライン診療を検討中の方はご参考にされてください。
目次
- AGAオンライン診療のメリット
- AGAオンライン診療のデメリット
- オンライン診療で受けられない治療法は?
- オンライン診療がおすすめな人は?
- 対面診療がおすすめな人は?
- まとめ
AGAオンライン診療とは?
AGAオンライン診療とはスマートフォンやパソコンなどの情報通信機器を利用し、診察や診断を行い、診断結果の伝達や薬の処方などの医療行為をリアルタイムにより行う診療方法です。
AGAはデリケートな悩みであるため、病院を受診することに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。オンライン診療だと、人目を気にすることなく、自宅で診察を受けることが可能です。
AGAは進行性の病気であるため、受診せずに放置をすると症状が進行してしまいます。オンラインで診察を受けることができると、受診するハードルが下がり、症状がではじめた段階で受診をしやすくなるでしょう。
初診の場合はAGAの診断をしなければいけないため、初診は対面診療が必要な医療機関もあります。
AGAオンライン診療のメリット
AGAオンライン診療のメリットは以下の3点です。
- 通院する手間がかからない
- 郵送で治療薬を受け取れる
- 人に会わなくて済む
それぞれ詳しく解説していきますのでご参考ください。
通院する手間がかからない
オンライン診療のメリットは通院の手間がかからないことです。自宅から遠い医療機関で治療を受けるときには、往復の交通費や通院時間がかかります。自宅近くに通いたい医療機関がない方にとってオンライン診療は嬉しい診療方法です。
仕事が忙しく、病院が開いている時間に病院へ行けない方や育児で自宅を長時間留守にできない方にとっても、メリットが大きいでしょう。インターネット環境があれば、職場や自宅で診療を受けることができるため、気軽に受診することができます。
郵送で治療薬を受け取れる
オンライン診療を受けると、治療薬や処方箋は自宅に届くため、外出する必要がありません。発送元名をクリニック名ではなく、個人名に変更できるAGAクリニックもあります。家族に内緒でAGA治療を受けたいと考えている方にとって安心できるサービスです。全てのクリニックが個人名への変更に対応しているわけではないため、事前に確認をしてください。
人に会わなくて済む
AGA治療を受けていることを人に知られたくない人もいるでしょう。オンライン診療を受ける場合、外出する必要がないため、近所の人に会ったり、知り合いに会ったりと人目につくことがありません。周りの人に気づかれずにAGA治療を続けることができます。
また、病院へ足を運ぶ必要がないため、感染症が流行する時期であっても病院内で感染症をもらう心配がありません。
AGAオンライン診療のデメリット
AGAオンライン診療にはメリットがある反面、デメリットもあります。ここではデメリットについて解説します。
目視や触診での診療ができない
オンライン診療のデメリットは目視や触診での診療ができないことです。ビデオを通じて髪や頭皮の状態をチェックするため、対面での診療と比べて得られる情報が少なくなります。そのため、患者さんの状態を十分に知っているかかりつけ医が原則オンライン診療を行うことになっています。
投薬以外の治療方法が選択できない
オンライン診療で受けられる治療方法は飲み薬や塗り薬による治療のみで、投薬以外の治療方法は選択できません。AGAの進行が進み自毛植毛などの治療を受けたい方は、対面診療が必要です。
オンライン診療で受けられない治療法は?
全てのAGA治療をオンライン診療で受けられるわけではなく、オンライン診療で受けられない治療方法もあります。血液検査などの検査を希望する場合も病院受診が必要です。
ここではオンライン診療で受けられない治療法をご紹介します。
注入療法
注入療法とは注射等で有効成分を頭皮に直接注入する治療方法です。注入療法の副作用は、注入方法や注入する薬剤によっても異なります。針を使った施術の場合、多少の痛みや出血を伴う可能性があり、まれに使う有効成分によってアレルギー反応を起こす方もいます。
注入する薬剤によって費用は異なりますが、数万円〜数十万円と高額です。
自毛植毛
自毛植毛はAGAを発症しにくい後頭部の自分の髪の毛を毛根ごと移植する方法です。移植が成功し通常のヘアサイクルに組み込まれると髪が生え続けます。副作用としては、外科手術であるため、施術後の感染や出血や痛みなどが起こる可能性があります。
自毛植毛の費用も高額で、数十万円〜数百万円かかるのが一般的です。
LEDおよび低出力レーザー照射
LEDおよび低出力レーザー照射は頭皮にLEDやレーザーを照射し、血流を改善させ頭皮に栄養と酸素を供給することで育毛を促す治療方法です。発毛効果に関して有用性を示す十分な根拠が報告されています。軽度のじんましんなどの副作用が出ることもありますが、比較的軽い副作用しか報告されていません。
1回当たり数千円〜受けることが可能な治療です。照射器具を購入する時には数十万円かかる場合もあります。
注入療法・自毛植毛・LED及び低出力レーザー照射はいずれも2022年時点では国内で認可されていない治療方法です。
オンライン診療がおすすめな人は?
オンライン診療のメリットとデメリットを解説しましたが、ここではオンライン診療がおすすめな人をご紹介します。AGA治療は継続が大切であるため、以下のような人はオンライン診療を選択するとよいでしょう。
クリニックと自宅の距離が遠くて、通院が難しい人
クリニックと自宅の距離が遠く、通院に時間がかかる人はオンライン診療がおすすめです。治療意欲が高い治療開始段階では通院を苦に感じることはないかもしれません。しかし、何年も治療を続けていると、通院時間や交通費に負担を感じ通院をやめてしまう可能性があります。
AGA治療を中止すると、症状が再び進行する可能性があるため、通院が難しい方はオンライン診療を利用するとよいでしょう。
毎日忙しくて通院する時間がない人
AGAは20代後半から症状がでる病気です。毎日仕事も忙しく、AGA治療のために通院する時間がない人も多いでしょう。仕事の合間や土曜日の休日などに病院を受診すると、病院内での待ち時間が長く、受診をしたくないと考える人もいるのではないでしょうか。
オンライン診療の場合、病院まで行く必要がなく、スマートフォンなどの情報通信機器とインターネット環境があればどこでも受診することができます。予約した時間に診察を受けることができるため、病院での待ち時間を考える必要がありません。
毎日忙しく、通院する時間がない人はオンライン診療を利用してみてください。
対面診療がおすすめな人は?
オンライン診療はメリットの大きい診療方法ですが、オンライン診療ではなく、対面診療がおすすめな人もいます。ここでは対面診療をおすすめする人をご紹介します。
オンライン機器の使用に慣れていない人
オンライン診療ではスマートフォンやパソコンなどの情報通信機器を使用して、受診の準備を行わなければいけません。そのため、スマートフォンなどの操作に不安があったり、Web会議などの経験がなかったりとオンライン機器の使用に慣れていない人は対面診療の方が安心です。
インターネット環境が不安定だったり、通信速度が遅かったりする時も、オンライン診療を受けにくいでしょう。
細かい変化や症状の進行を診察してほしい人
オンライン診療はビデオ画面越しの診察となり目視や聴診、触診ができません。細かい変化や症状の進行を診察することが難しい場合があります。また、血液検査や拡大鏡での検査ができないため、検査を受けたいときは対面診療を受けなければいけません。
AGA治療の効果や症状の進行を詳しく診察してほしい人は対面診療がおすすめです。対面診療とオンライン診療を組み合わせて利用することもでき、組み合わせによって多くのメリットが得られます。例えば、仕事に余裕がある時は対面診療を受け、繁忙期はオンライン診療を受けるなどと組み合わせて治療を受けるとよいでしょう。
まとめ
AGAオンライン診療は毎日忙しく、時間がない働く世代にとってメリットの多い診療方法です。オンライン診療で受けることができる治療方法は飲み薬や塗り薬の治療方法に限定され、全ての治療をオンライン診療で受けられるわけではありません。
オンライン診療は全ての医療機関で初診から受けることができるわけではないため、事前に確認が必要です。対面での診療と比べると診察や診断が難しくなるため、治療実績が豊富な医療機関でオンライン診療を受けることをおすすめします。