「AGA治療は高い？」
「AGA治療費の相場は？」
「あまり費用をかけずにAGA治療できる？」
上記のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。AGA治療にかかる費用は保険が適用されないため、3割の自己負担ではなく、診察代や薬代などにかかる費用は全額自己負担です。
AGAは自由診療ですので、診察代や検査代などの費用はクリニックが自由に設定することができます。そのため、同じ治療方法でもクリニックによって値段が異なります。
本記事ではAGA治療にかかる費用の相場を徹底解説し、あまり費用をかけずにAGAを治療する方法をご紹介しますのでご参考ください。
目次
- AGA治療と薄毛治療に違いはある？
- AGAの治療費について、費用相場はどれくらい？
- 費用をかけずにAGAを治療する方法とは？
- AGA予防のために毎日できることとは
- まとめ
AGA治療と薄毛治療に違いはある？
AGA（男性型脱毛症）は、遺伝や男性ホルモンが関与している脱毛症です。AGAによる脱毛は、男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロン（DHT）へ変化することによって引き起こされるため、DHTの生成を抑える治療が中心となります。
通常の薄毛の原因は、ストレス・睡眠不足・食生活の乱れ・頭皮のダメージなどです。AGAと薄毛の原因は違うため、治療方法は異なります。
精神的なストレスなどが引き金となり発症する円形脱毛症は保険適用される病気のひとつで、対症療法が一般的です。
AGAの治療費について、費用相場はどれくらい？
AGAの治療費は選択する治療方法によって変わります。一般的なAGA治療費用としてクリニックのホームページに書かれている金額は内服薬のみの服用をさしていることが多いかもしれません。内服薬だけでなく、外用薬を併用した治療を選択すると、治療費は高くなります。
内服薬や外用薬ではなく、注入療法や自毛植毛などの治療を選択すると数万～数十万円かかるでしょう。ここでは、AGAの治療費について4つの治療方法別にご紹介しますので、ご参考ください。
内服薬のAGA治療の費用
内服薬による治療は月々3,000〜15,000円かかります。AGA治療に用いる内服薬は、フィナステリドとデュタステリドであり、薬代はフィナステリドが月額約3,000〜8,000円で、デュタステリドは月額約6,000〜12,000円が相場です。薬代以外にも診察代や検査代がかかることもあります。
初回のみ1,800円などの割引価格を設定してるクリニックもあり、1回試してみたいと考えている方は初回お試し価格を導入しているクリニックを選んでみるのもおすすめです。AGA治療は継続しなければいけないため、初回価格だけでなく2回目以降の価格もしっかり確認してください。
国内で承認されている内服薬にはプロペシア（フィナステリド）・ザガーロ（デュタステリド）があり、それぞれジェネリック医薬品も販売されています。ジェネリック医薬品を選択するとプロペシアやザガーロよりも費用を抑えることができます。フィナステリドとデュタステリドは、5α還元酵素の働きをブロックして、AGAの進行を抑制する薬です。
外用薬のAGA治療の費用
外用薬を選択すると、ミノキシジルを使用するのが一般的で、外用薬による治療費用は月々10,000〜15,000円が相場です。ミノキシジルは毛母細胞を刺激して毛髪のヘアサイクルを正常化させるため、発毛効果があります。
クリニックによってはミノキシジルだけでなく、独自配合した外用薬が処方されることもあり、その場合は配合されている薬の内容によって費用も高くなります。
AGAの症状が進行していると内服薬と外用薬を同時に使用する治療を選択する方もいるでしょう。内服薬と外用薬を併用する場合の治療費は高くなります。
病院を受診せずに、第一類医薬品のミノキシジル外用薬を利用すると、月額7,000〜10,000円が相場です。
注入療法のAGA治療の費用
注入療法の費用は注入する薬剤によって大きく変わります。注入療法の中のHARG療法では毛髪の成長因子を頭皮に直接注入し発毛を促します。HARG療法の相場は1回約40～60万円が相場で費用が高額です。
注入療法は、内服薬と外用薬と一緒に使われることが多く、半年以上継続するのが理想です。年間数十万円かかることもあるでしょう。
(自毛)植毛のAGA治療の費用
自毛植毛による治療費用の相場は30万円〜200万円です。移植する範囲によっても治療費が大きく異なります。自毛植毛の施術方法にはいくつか種類があり、クリニックによって施術可能な方法も異なり、費用も変わります。
植毛とは薄毛や頭皮が出ている部分に、人工毛や自分の髪の毛を植える施術です。自毛植毛は自分の髪の毛を移植する方法で、移植が成功すれば髪の毛は生え続けます。
費用をかけずにAGAを治療する方法とは？
AGAの治療費用は保険が適用されない自費診療であるため、一般的に費用が高額です。AGA治療は命に関わる病気ではないと見なされるため、保険が適用されず、医療費控除を受けることもできません。
AGAは治療を中止すると再び薄毛が進行する可能性があるため、継続することが大切です。ここでは、費用をかけずにAGAを治療する方法をご紹介します。
オンライン診療を利用する
オンライン診療を利用すると費用を抑えることができます。オンライン診療は自宅や職場で受診できるため、通院費用がかかりません。また、医療機関の診察料も安く設定されていることが多いためです。
オンライン診療の法整備が整えられ、オンライン診療を取り入れるAGAクリニックが増えています。自宅や好きな場所で医師との相談や診察が受けられる機会が増えるでしょう。
オンライン診療は人目が気になる方にもおすすめです。初診からオンライン診療を受けられるクリニックの場合、周りに知られることなくAGA治療をはじめられます。
ジェネリック医薬品を選択する
ジェネリック医薬品（後発医薬品）は、先発医薬品の特許が切れた後に製造・販売される医薬品です。先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり、先発医薬品と同等の効き目があると認められています。
先発医薬品と比べると5割程度安くなるものもあるため、自己負担の抑制にもつながります。国内で認可されているAGA治療薬にはジェネリック医薬品があります。
【重要】AGAの発症前から予防的に行動する
AGA発症前からシャンプーなどのヘアケア用品に気をつけたり、食生活を改善したり、禁煙して予防的に行動することも大切です。頭皮環境を整えると、抜け毛や薄毛を予防することができます。
AGA予防のために毎日できることとは
AGAを予防するためには、生活習慣を見直し健康的な生活を送ることが重要です。ここでは、AGA予防のために毎日できることをご紹介しますので、ひとつずつ毎日の生活に取り入れてみてください。
食生活の見直しと改善
食生活の見直しと改善を行いましょう。髪の毛は食べたものの栄養によって作られているため、栄養不足になると髪の毛まで栄養が行き届きません。不規則な食生活や極端なダイエットは髪の毛や頭皮環境へ悪影響を及ぼします。
食生活を改善するときには、タンパク質を積極的に摂ることを心がけてください。髪の毛の99％はケラチンというタンパク質からできています。タンパク質が不足すると髪の毛を作る材料が不足します。また、タンパク質だけでなく、タンパク質が作られるのを助けるミネラルを摂ることも大切です。ミネラルは不足しがちな栄養素であるため、意識して摂るように心がけましょう。
肉・魚・豆腐・卵・納豆・乳製品などのタンパク質が多く含まれている食品と、牡蠣・わかめ・ごまなどミネラルを多く含んでいる食品を積極的に食事に取り入れてみてください。
睡眠の量・質の見直しと改善
AGA予防のためには、睡眠の量と質の見直しおよび改善が大切です。大人も睡眠中に成長ホルモンが分泌され、質のよい睡眠は髪の毛の成長へも影響を与えます。成長ホルモンは深い眠りのノンレム睡眠中に分泌され、たくさん分泌される時間帯は22:00〜2:00です。
仕事が忙しく、帰宅する時間が遅い方や深夜勤務などの不規則な仕事の方は22:00〜2:00の間に睡眠をとるのは難しいでしょう。毎日でなくても22:00〜2:00に眠れそうな日は早寝を心がけてください。
眠りが浅いと成長ホルモンが分泌されにくくなるため、質のよい睡眠がとれるように日中は適度に体を動かすことがおすすめです。睡眠不足にならないよう、睡眠時間をしっかり確保しましょう。
喫煙・飲酒を減らす
タバコを吸う方は禁煙を検討してください。タバコに含まれるニコチンは肺だけでなく血管へも影響を与えます。血管が収縮すると頭皮の血流が悪化し、髪の毛まで栄養が届きにくくなります。喫煙本数が多い方は、徐々にタバコの本数を減らしていきましょう。禁煙すると薄毛の予防につながります。
毎日、アルコールを飲む方は飲酒機会を減らしましょう。アルコールを飲むとアセトアルデヒドが発生し、アセトアルデヒドはAGAの原因物質のひとつである5α還元酵素を増やすと考えられています。そのため、飲酒量を減らしアセトアルデヒドの発生量が減ると薄毛の予防効果が期待できます。
ストレスは根絶
AGAはストレスが直接の原因ではありませんが、ストレスが薄毛の進行を促進する可能性があります。ストレスを受けないようにするのは難しいですが、上手に発散してストレスを根絶しましょう。
ストレスがたまると自律神経が乱れ、頭皮や髪に悪影響を与えます。強いストレスによって副交感神経の影響が強くなり、血液の流れが悪くなると、髪の毛まで十分な栄養が行き届かず薄毛や抜け毛につながります。
ストレスを多く受けると皮脂も多く分泌され、頭皮環境が悪化するため、ストレスをためないことが大切です。
適度な運動
適度な運動によって血行がよくなるため、薄毛予防に運動は効果的です。血行がよくなると、血液の流れがスムーズになり髪の毛まで栄養素が届きやすくなります。しっかりと栄養が行き届くと、強い髪の毛が作れます。
適度な運動はストレス発散にも有効です。通勤時に目的地の1駅前で降りて歩くなど、少し疲れる程度の運動を生活の中に取り入れましょう。激しい運動は逆効果になる可能性があるため、おしゃべりしながら歩ける程度の負荷で運動をしてください。
洗髪に気をつかい頭皮をケア
AGAを防ぐためには、洗髪に気をつかい頭皮のケアを行うことが大切です。頭皮の環境が悪くなると抜け毛が進みます。頭皮に良いシャンプーを選び、髪の毛に優しい洗髪をしてください。
シャンプーの洗浄力が強すぎると、皮脂を洗い流し過ぎて頭皮環境を悪化させます。シャンプーは頭皮に優しいアミノ酸系がおすすめです。頭皮に良い成分が入っていて、頭皮への刺激が強い添加物が入っていないシャンプーを選びましょう。
髪の毛を洗う適切な温度は38℃前後です。洗髪前にブラッシングして汚れを落とし、シャンプーを使う前にお湯で頭皮までしっかりすすぎます。シャンプーを泡立てて優しく洗い、しっかり洗い流してください。
頭皮ケアは優しく取り組み、余計な刺激を避けましょう。
まとめ
AGA治療にかかる費用は、診察代や検査代、薬代など全て保険が適用されないため高額です。選択する治療方法によっても費用が違い、同じ治療方法でもクリニックによって値段が異なります。
あまり費用をかけずにAGAを治療するには早めの予防が大切です。薄毛や抜け毛予防のためにできる方法を毎日の生活に取り入れてみてください。AGA治療を受けるときは、オンライン診療やジェネリック医薬品を使うと費用を抑えることができます。
治療内容や費用を確認し、実績ある医療機関でAGA治療を受けましょう
