「おでこが広くなったのはAGAが原因?」
「AGAは対策できるの?」
「AGAの予防方法はあるの?」
このような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。AGAの対策には生活習慣の見直しが大切です。AGAは遺伝的な要因が大きく、完治する病気ではありません。
AGAを発症したら、病院を受診し、AGAの治療薬で進行を抑える治療が一般的です。治療と同時に頭皮環境を整えるために生活習慣を見直すとより薄毛や抜け毛予防に効果があります。
本記事ではAGAの予防や対策方法、若ハゲやつむじハゲの対策方法まで網羅的に解説しますのでご参考ください。
目次
- AGAの定義とは?
- AGAは遺伝?生活習慣?原因を解説
- 一般的なAGAの予防や対策について
- AGA=ハゲではない?違いについて
- ハゲにも様々な種類がある!それぞれの対策方法
- ミノキシジルの使用は注意が必要?かゆみ対策とは
- フィナステリドはヘアサイクルを正常な状態に戻す薬
- デュタステリドは薄毛進行を抑制する薬
- AGA治療に関する誤った知識
- AGAやハゲの対策はクリニックのAGA治療をしましょう
- まとめ
AGAの定義とは?
AGAは(Androgenetic Alopecia)の略称で、男性型脱毛症を指します。男性ホルモンが関係しているため、思春期以降に発症する脱毛症のひとつで、徐々に薄毛や抜け毛が進行する病気です。20代後半から薄毛や抜け毛などの自覚症状を感じる人もいます。
AGAの特徴は、生え際や頭頂部のどちらか、または両方の髪の毛が薄くなることです。
AGAは遺伝?生活習慣?原因を解説
AGAが引き起こされる主な原因は遺伝です。遺伝だけでなく、男性ホルモンの要因も大きいと言われています。
AGAは男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)の影響で、ヘアサイクルの成長期が短くなり髪の毛が十分に成長できず薄毛になります。DHTはテストステロンが5α還元酵素の働きによって作られる物質です。
5α還元酵素の活性度は遺伝しやすいと考えられているため、AGAは遺伝的な要因が大きくなっています。また、DHTに対する感受性も遺伝すると考えられています。
一般的なAGAの予防や対策について
AGAの一般的な予防や対策方法は以下のとおりです。
- 食生活の改善
- 十分な睡眠
- 禁煙
- サプリメントや薬を服用
- 早めに医師に相談する
それぞれ詳しく解説していきますので、ご参考ください。
AGA予防・対策①食生活の見直しと改善
AGAの予防には食生活の見直しが大切です。極端なダイエットやバランスの悪い食事は髪の毛へ悪影響を与えます。食生活を見直し、偏った食事をしているなど、問題点があるときは改善しましょう。
髪の毛99%はケラチンというタンパク質でできています。タンパク質をしっかり摂り、タンパク質の合成を助けるミネラルも一緒に摂りましょう。ミネラルが多く含まれている食品は牡蠣やわかめ、昆布などです。
AGA予防・対策②十分に睡眠をとる
髪の毛がしっかり成長するためには十分な睡眠が必要です。仕事が忙しく残業が多い人や、夜勤などでシフトが不規則な人は睡眠不足になりやすいかもしれません。
睡眠不足は髪の毛の成長を妨げるため、夜更かしは避けて、早寝早起きを心がけましょう。
AGA予防・対策③禁煙
AGAの予防や対策に禁煙は有効です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があります。喫煙している人はニコチンの影響で血行が悪くなり、髪の毛まで十分な栄養が届きません。
喫煙している人は禁煙を検討しましょう。
AGA予防・対策④サプリメントや薬を服用
食事で不足しがちな栄養素はサプリメントを利用すると効率的に摂れます。特に仕事が忙しく、バランスの摂れた食事を摂れない人は、髪の毛の成長に必要なミネラルを多く含むサプリメントの摂取はおすすめです。
サプリメントを利用すると、不足しがちな栄養素を摂りやすくなります。サプリメントを選ぶときは、効果・価格・安全性を重視して選んでください。
AGA予防・対策⑤症状が出始める前に早めに医師に相談
家族や血のつながった親族にAGAの人がいる人はAGAを発症する可能性が高いでしょう。自分が将来ハゲやすいかどうか、AGAの進行がすでに始まっているのか、不安な人は医師に相談することをおすすめします。
AGAは早期に治療を開始すると、治療費用を抑えることができます。AGAかもしれないと感じたときは早めに医療機関を受診しましょう。
AGA=ハゲではない?違いについて
AGAとハゲは、どちらも髪の毛が薄くなるときに使われますが、AGA=ハゲではありません。ハゲとは、髪の毛が抜けてなくなっている状態をいい、ハゲになる原因のひとつにAGAがあります。
ハゲになる原因にはAGA以外にも円形脱毛症など様々な脱毛症があります。
ハゲにも様々な種類がある!それぞれの対策方法
ハゲにも様々な種類があります。ここでは、 AGAのときに発症しやすいつむじハゲとM字ハゲの原因と対策についてご紹介しますのでご参考ください。
つむじハゲの原因と対策
つむじハゲはつむじ周辺の頭頂部の髪の毛が薄くなることを指します。頭頂部は自分では確認しにくい場所であるため、家族や友人に見てもらうか、スマホのカメラで撮影してつむじ周りの状態を確認しなければいけません。
つむじの薄毛はAGAである可能性が高いため、医療機関を受診しAGAかどうか診断してもらうことをおすすめします。
AGA以外にもストレスや頭皮環境が悪いと、つむじハゲになる可能性があります。ストレスを発散し、頭皮環境を整えることが大切です。
M字ハゲの原因と対策
M字ハゲは左右の生え際がM字状に指2本分以上後退している脱毛症のひとつです。M字に見えることから、このような名前が付いており、AGAが原因で引き起こされます。
男性だけでなく、女性も発症する可能性があるため、気になる症状があれば早めに病院を受診することをおすすめします。
ミノキシジルの使用は注意が必要?かゆみ対策とは
ミノキシジルの塗り薬は男性用発毛剤で、第1類医薬品として厚生労働省の認可を受けています。壮年性脱毛症における発毛・育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防に効果が認められている薬です。
ミノキシジルは、毛包に直接作用して、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進し発毛作用を示します。塗布したところにかゆみや炎症を起こすことがあるため、副作用かもしれないと思う症状があらわれたときは、使用を中止し、医師へ相談してください。
フィナステリドはヘアサイクルを正常な状態に戻す薬
フィナステリドは、AGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える薬です。テストステロンをより活性の高いDHTに変換する2型の5α還元酵素を阻害します。DHTの生成が抑制されると、ヘアサイクルが正常な状態に戻り、薄毛の進行を抑えることができます。
医師の処方が必要な薬であるため、病院を受診またはオンライン診療を受ける必要があります。
デュタステリドは薄毛進行を抑制する薬
デュタステリドは2型だけでなく、1型の5α還元酵素も阻害します。フィナステリドと同様にDHTの生成を抑制するため、AGAの進行を抑えることができる薬です。
フィナステリドと同様に医師の処方が必要で、効果を持続するためには継続服用しなければいけません。海外から個人輸入した薬の中には偽造医薬品も発見されているため、国内で承認されている薬の服用をおすすめします。
AGA治療に関する誤った知識
AGAについて予防や対策を解説してきました。ここでは、AGA治療に関して、よくある誤った知識をご紹介します。
誤った知識①治療薬さえ飲めばAGAは完治する
AGAは完治する病気ではありません。
AGAに使われる飲み薬は進行を抑制する作用が認められています。しかし、途中で服用を中止すると再び症状は進行します。塗り薬には発毛を促す効果がありますが、塗り薬も使用をやめると抜け毛が増え、薄毛がひどくなります。
治療薬だけに頼らず、生活習慣の改善をしながら健康でいることが正常なホルモン分泌を促します。生活習慣の見直しと、AGAの治療を続けることが大切です。
誤った知識②シャンプー・育毛剤で簡単にAGAは治る
AGAは治る病気ではないため、シャンプーや育毛剤を使用しても完治しません。AGAに効くシャンプーはありませんが、良い頭皮環境を維持するために頭皮に優しいシャンプーを選ぶのは大切です。
自分に合ったシャンプーを選んで使うと、頭皮へのダメージやストレスを減らすことができます。頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーで、頭皮に良い成分が多く含まれ、頭皮に悪影響を与える添加物が入っていないシャンプーを選びましょう。
AGAやハゲの対策はクリニックのAGA治療をしましょう
AGAの効果的な治療方法は、クリニックや皮膚科などを受診しAGA治療薬を処方してもらい進行を抑える方法です。AGAは治療をしないと症状が進む病気であるため、AGAかもしれないと思ったときは医療機関を受診しましょう。
薄毛や抜け毛を抑えるためには、生活習慣の見直しが大切です。病院を受診する前に睡眠時間の確保・バランスの取れた食事・ストレスをためないなど髪の毛に良い生活習慣を取り入れてみてください。
不足しがちな栄養素などはサプリメントなどを利用するのもおすすめです。
まとめ
AGAの大きな原因のひとつは遺伝で、完治する病気ではありません。20代から抜け毛や薄毛などの症状が現れ、AGAは治療をせずに放置すると症状が進行する病気です。
頭皮環境を整え、早めに治療を開始することでAGAの進行を抑えることができます。AGAかもしれないと不安に感じたときは、治療実績の豊富なAGA専門クリニックを受診することをおすすめします。
初診からオンラインによる診療が可能なクリニックや無料相談を実施しているクリニックもあるため、まずは相談してみてください。