「もしかしたらAGAかもしれない、どんな育毛剤を使ったらいい?」
「育毛剤がたくさんあって、どれを使ったらいいのか分からない」
このように、AGAの発症メカニズムが明らかになってきて、様々な育毛剤が販売されるようになりました。しかし、AGAの症状には個人差があり、持病や体質によって適切な育毛剤や発毛剤は人によって変わってくるものです。
また、育毛剤、発毛剤の有効成分は数多く存在するので、実際にどの成分が自分に必要なのかを判断するのは難しいでしょう。
そのため、実際にどの育毛剤がいいのか迷っている人も多くいるのが事実です。
今回の記事では、数多くある育毛剤の中で、AGA対策におすすめしたい育毛剤6種類について、特徴を踏まえて、詳しく解説していきます。
目次
- 育毛剤とは?
- 育毛剤と発毛剤の違い
- AGAの改善に育毛剤は効果ない?
- M字やU字など、AGA のタイプ別にも育毛剤は効果ない?
- AGA対応のおすすめ発毛剤やおすすめ育毛剤6選
- 皮膚科に行っても育毛剤は処方される?
- AGAの改善は発毛剤の使用と合わせて栄養素や活力の補給も重要
- まとめ
育毛剤とは?
育毛剤とは、頭皮の血行促進や保湿をして頭皮環境を良くする作用があります。その結果、現在生えている髪の毛を健康的にして、抜け毛を防止する効果が期待できます。頭皮が荒れたままだと、抜け毛に繋がってしまったり、髪の毛がうまく生えてこなかったりすることがあるので、頭皮の環境を整えることはとても重要です。
注意したいのは、髪の毛を新たに増やす作用(発毛効果)はなく、今実際に残っている髪の毛にのみ作用することです。今ある髪の毛を守り、抜け毛予防や薄毛予防の目的で使用されます。
代表的な育毛成分としては、グリチルリチン酸、トコフェノール、フコイダン、ジフェンヒドラミンなどがあります。
育毛剤と発毛剤の違い
発毛剤は、育毛剤とはまた違う効果を持っているものです。まず作用のする所が大きく異なります。
発毛剤は、頭皮の細胞に作用して、眠っている毛母細胞に働きかけ発毛を促す作用を持ったもので、今ある髪の毛にだけ作用する育毛剤とはアプローチの仕方が違ってくるのです。
また、発毛剤は医薬品、育毛剤は医薬部外品に分類され、発毛剤の方は開発にコストがかかるので、値段が育毛剤よりも高めに設定されています。
そのため、今ある髪の毛を維持したい場合は育毛剤を、新しい髪を増やしたい場合は発毛剤を選択するようにしましょう。
ミノキシジルを含有しているものが育毛剤です。
AGAの改善に育毛剤は効果ない?
育毛剤は、今ある髪の毛を維持するため、抜け毛を予防することに効果を発揮するものです。AGAは、男性ホルモンのテストステロンが5αジヒドロゲナーゼで変換された、ジヒドロテストステロンが、髪の成長期を短縮してしまうために成長が阻害されて、髪の毛が細く短くなってしまい、薄毛、脱毛が進行していきます。一度、症状が出てしまうと自然と症状が止まることはありません。そのため、AGAを改善していくためには、発毛剤を使用しながら症状を改善していくことが重要になってきます。
AGAの症状がある場合は、根本的な改善には、発毛剤をメインに使用し、補助的に育毛剤を合わせて使用することで相乗効果が期待できます。
今の自分の症状を確認して、適切なものを選択していくことが重要です。
M字やU字など、AGAのタイプ別にも育毛剤は効果ない?
AGAには、薄毛になるタイプに様々なパターンがあります。
頭頂部から薄くなっていく「O字型」、髪の生え際が徐々に後退していく「M字型」、おでこ全体の髪の毛が後退していく「U字型」、これらが組み合わさった「複合型」があります。
O字型は、ジヒドロテストステロンの影響に加えて、頭頂部の血管が少ないことで血流が悪くなり、毛母細胞に十分な栄養が行き渡らなくなることが原因で起こります。M字型とO字型は、AGAの原因になるジヒドロテストステロンを作り出す5-α還元酵素が、前頭部に多く存在することで、他の部位よりもジヒドロテストステロンの影響に晒されることが原因になっています。
このように、AGAのタイプはそれぞれですが、どのタイプであっても、根本的な原因はジヒドロテストステロンによる毛周期の短縮が原因であることには変わりありません。そのため治療方法は全て同じように行っていきます。
AGAには進行性の症状があるので、基本的に発毛剤で対応していきます。発毛剤と育毛剤を組み合わせることもありますが、育毛剤だけでは十分な治療効果を得ることは難しいでしょう。
AGA対応のおすすめ発毛剤やおすすめ育毛剤6選
AGAの進行を改善していくためには、発毛剤と育毛剤を適切に組み合わせながら対応していくことが大切です。しかし、有効成分は数多く存在するので、実際にどのような製品を選ぶといいのか悩んでしまう方も多いでしょう。
ここでは、優れた発毛成分や育毛成分が配合されている、おすすめの発毛剤や育毛剤を6つ紹介していきます。
AGAに効く発毛剤や育毛剤①スカルプDメディカルミノキ5(発毛剤)
スカルプDメディカルミノキ5は、発毛剤のミノキシジルを国内で最大濃度配合しています。ミノキシジルは、もともとは血管を広げて血圧を下げる薬として開発されていましたが、発毛効果があることが分かり、発毛剤として製品化されています。
ミノキシジルと塗布すると、毛乳頭細胞に浸透して細胞を活性化させ発毛を促進させることが明らかになっています。
また、育毛作用として頭皮のかゆみを防ぐL-メントール、皮脂の酸化や血流促進作用があるトコフェノール、皮脂の過剰分泌を抑制するピリドキシンなどの育毛成分も配合されていて頭皮環境の改善に力強くアプローチしてくれます。
口コミ
「しっとりとした使用感で頭皮が潤うのが実感できます」
AGAに効く発毛剤や育毛剤②リグロEX5エナジー(発毛剤)
リグロEX5エナジーは、製薬会社で有名なロート製薬が手がけた製品です。
国内最大濃度の発毛成分ミノキシジルを配合していて、育毛成分のl-メントール、トコフェノール、ピリドキシンを配合しています。さらに、頭皮環境を正常化し、毛母細胞に栄養補給をしてくれるパントテニエールも配合していて、発毛効果を最大限に引き出した医薬品です。このパントテニエールは、ロート製薬だからこそ配合できる成分で、この製品にしか配合されていません。
口コミ
「製薬会社が作っているので安心です。使い心地がよく、これならずっと続けられそうです。」
AGAに効く発毛剤や育毛剤③リアップX5プラスネオ(発毛剤)
国内最大濃度のミノキシジルを配合していて、育毛成分のl-メントール、トコフェロール、ピリドキシン、さらに頭皮の炎症を抑えるグリチルレチン酸、頭皮のかゆみを抑えるジフェンヒドラミン、皮脂や常在菌のバランスを正常化するヒノキチオールも配合されています。
発毛効果だけでなく、頭皮の正常化や抜け毛予防にも特化した製品です。
計量不要で適切な量が塗布できる独自の容器設計で、使いやすさでもおすすめの製品です。
口コミ
「フケが出ていることが悩みでしたが これを使うようになってから落ち着いてきました。」
AGAに効く発毛剤や育毛剤④イクオス
イクオスは、育毛成分、有効成分が育毛剤や発毛剤の中で最も多く配合されています。
独自に開発された3種の海藻エキスを配合しており、頭皮の保水効果を保ち、頭皮環境を整えます。育毛成分、グリチルリチン酸、トコフェノール、ジフェンヒドラミンに加えて、血流促進作用があるセンブリエキス、抗菌作用と抜け毛予防効果があるクミン抽出液が配合されていて、頭皮の炎症、頭皮環境を整え、抜け毛予防にも効果を発揮して、優れた育毛効果があります。
また、有効成分は124種類配合して、浸透技術にまでこだわり、頭皮の細胞にしっかりと行き渡るように設計されています。
毛髪診断士が常駐していて、髪の悩みを相談できたり、返金保障制度もあり、アフターサービスが充実しています。
口コミ
「気になることがあったら、すぐに連絡が取れるのが嬉しいです。」
AGAに効く発毛剤や育毛剤⑤LUEHA
化粧品をメインに取り扱う青成堂と、製薬会社が共同で開発した育毛剤で、天然成分を中心に配合されていて、パラベンやシリコンを含んでいないので、敏感肌の方にも使用することができ、安全性が高いのが特徴です。
有効成分のセンブリエキスは毛根を刺激し発毛を促進し、抗炎症作用のグリチルリチン酸、痒みを抑えるジフェンヒドラミンの他に、7種類のサポート成分が含まれているので、頭皮環境を正常に保ち、抜け毛予防効果が高くなっています。
口コミ
「余計な添加物が入ってないので安心して使えます」
AGAに効く発毛剤や育毛剤⑥プレミアムグローパワー
髪のヘアサイクルは成長期、退行期、休止期がありますが、髪が新しく生えてくる時期である成長期に着目して作られた育毛剤です。
特に、成長期の毛根に積極的にアプローチを行うことで、強くて長い髪の毛を育てることが期待できます。
有効成分のフコイダン、センブリエキス ブ、リチルリチン酸2カリウムが毛母細胞に働きかけて発毛を促進して、芍薬エキスとビワの葉エキスが毛乳頭細胞に働きかけて活性化させ、髪を太く長くするように作用します。
さらに、頭皮を健やかに保つために配合された14の成分でさらなる育毛効果を発揮してくれます。
口コミ
「分け目が気になってきて購入したのですが、最近は目立たなくなってきました」
皮膚科に行っても育毛剤は処方される?
AGAの悩みは、AGAの専門医師に相談をするイメージがあるかもしれませんが、皮膚科で相談して、症状に応じて医師から治療薬を処方してもらうことも可能です。
外用薬にはロゲイン、アロビックスが実際に使用されています。ロゲインはミノキシジルと同じ成分の発毛剤です。アロビックスは血管拡張作用があり、毛髪に栄養を行きわたらせて、頭皮環境の改善や抜け毛予防が期待できる育毛剤になります。
AGA治療薬には、それぞれ特徴や副作用があるので、その人の持病や体質、脱毛の具合などによって、医師が総合的に判断をして適切な治療薬を処方します。
市販薬と同じように長く使い続けることが重要になってきますので、使用する前に金額や副作用のことなどをあらかじめ聞いておくと納得して使用することができるしょう。
治療薬は、個人輸入でも安価に購入することができますが、安全性や品質など多くの問題点を抱えていますので、個人輸入は絶対に避けましょう。
AGAの改善は発毛剤の使用と合わせて栄養素や活力の補給も重要
AGAの改善には、発毛剤を使用することが重要ですが、発毛剤だけでなく栄養素や活力を補給することで、さらに改善効果が高まります。
発毛剤は、毛母細胞を直接刺激して発毛を促す効果がありますが、頭皮の環境を整えたり、髪に活力を与えるのは、適切な栄養素を補給すること、活力剤で補うことが大切です。
AGAにおすすめの栄養素は、細胞分裂に必要な亜鉛、頭皮の乾燥を予防するビタミンA、細胞分裂を活性化するビタミンB、毛細血管新生してくれるビタミンC、頭皮の酸化を防ぐビタミンE、髪の原料になるタンパク質、コラーゲン、シスチン、AGAの原因物質に作用して予防効果があるイソフラボン等を積極的に補給しましょう。
食事ではなかなか思うように必要な栄養素を摂れないときがあるので、サプリメントを利用すると効率的に摂取できます。
まとめ
育毛剤は今ある髪を育み抜け毛を予防するもので、発毛剤は毛根に直接作用し、髪の毛を増やす作用があります。
最近では、AGA専用の育毛剤や発毛剤が多く販売されていますが、自分の頭皮の状況や体質等に応じて、育毛剤か発毛剤かをしっかりと確認し、製品を使い分けることが重要です。時には、皮膚科を利用して、AGAの治療薬を処方してもらうのもAGA対策としては有効でしょう。
AGAに効くおすすめの発毛剤、育毛剤を参考に、自分に合ったものを探してみましょう。