AGAの血液検査について、種類ややり方・費用感について詳しく知りたい方は多いのではないでしょうか?
AGA治療を受けるときには、血液検査が必要です。血液検査を行うことで、薄毛の原因がAGAかどうか、投薬が可能か、薬の治療効果は期待できるかを知ることができるからです。
この記事では、AGAの血液検査について、種類ややり方・費用を解説します。ぜひ、最後まで読んでください。
目次
- AGAの検査方法とは
- AGAの血液検査の特徴
- AGA治療薬の血液検査や健康診断への影響
- クリニックごとのAGA血液検査の特徴
- 無料で行えるAGAの血液検査は大丈夫?
- AGA治療は血液検査から!おすすめの理由
- AGAの血液検査に副作用やデメリットはある?
- まとめ
AGAの検査方法とは
AGA治療を受ける場合は、初めに血液検査が必要です。そのほかに、頭皮状態のスコープでの観察、問診が行われる場合があります。薄毛だからといって必ずしもAGAだとは限りませんが、血液検査を受けることで他の疾患であることが否定できるので、目安になります。
問診では血縁関係者に薄毛の人がいるかどうか、生活習慣はどうようであるかなどを質問されます。すべてAGAに関係するものなので、医師の指示に従って答えましょう。生活習慣を正すことでAGAの進行に良い影響を与える可能性があるので、医師からアドバイスを受けることもあるでしょう。
AGAの血液検査の特徴
初めてAGA治療を受ける際は血液検査を受けましょう。血液検査を受けると、AGAのリスクや薬の治療効果、遺伝の有無などがわかるので、患者と医師の両方にメリットがあります。血液検査による費用負担は、一般的には保険診療外の自費治療なので約2〜3万円と高めです。
血液検査は注射器で血液採取を行い、外注先に送付します。結果が1週間程度で出るので、その頃、再び受診することになります。簡易血糖値検査のように指先での採血で済む場合もあるので、血液検査が苦手な方は受診するクリニックに事前に確認しましょう。
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AGA治療薬の血液検査や健康診断への影響
AGA治療薬は血液検査や健康診断へどのような影響があるのでしょうか?
ここでは、3種類のAGA治療薬の血液検査や健康診断への影響を紹介します。
- プロペシア×血液検査
- ザガーロ×血液検査
- ミノキシジル×血液検査
以下で、1つずつ詳しく説明します。
プロペシア×血液検査
プロペシアを飲んでいても、人間ドックや健康診断で測定される血液検査の基本項目には影響がないと言われています。
しかし、臨床試験では、プロペシアの服用で、前立腺がんの判定ができるPSA値が40〜50%低下したという結果があり、前立腺がんの検査を行う場合には影響が出る可能性があります。
前立腺がんの判定を行うPSA値は、通常は血液検査の基本的な項目には入っていませんが、もし前立腺がんの検査を行う際には、プロペシアの服用を医師に伝えるようにしましょう。
プロペシアの服用でまれに肝機能障害の副作用が現れる場合があります。そのような場合は、AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの値が上昇します。しかし、肝機能障害を起こす薬はたくさんあるので、AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの値が上昇しても過度な心配はせず、医師に相談しましょう。
ザガーロ×血液検査
ザガーロも服用していても、健康診断の血液検査の基本項目には影響がないと言われています。しかし、副作用として現れる可能性があるのが肝機能障害です。肝機能障害は、血液検査項目の中ではAST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの値の上昇という形で現れます。
また、通常の検査項目には入っていない前立腺がんの判定を行うPSA値への影響は「あり」ます。PSA値が約半分にまで低下するので、申告なしで検査を受けると正しい結果が出せない可能性があります。そのため、健康診断や人間ドックを受ける際は、医師に服用しているAGA治療薬について申し出ましょう。
ミノキシジル×血液検査
ミノキシジルは一般医薬品の外用薬が市販されているのみで、内服薬は認可されていません。外用薬の使用でも血液検査に影響が出る副作用が現れる可能性もありますが、一般に軽微で問題はないと言えるでしょう。
ミノキシジルは高血圧治療のために開発された薬なので、血管拡張作用があり、服用2〜3時間後に最も血圧が低くなることが分かっています。したがってその時間帯に健康診断を受ける場合は血圧が低くなることも考えられるので、健康診断を受ける日の塗布は控えるようにしましょう。
ミノキシジルを含有している内服薬も国内では販売されてはいませんが、医師の責任で輸入し処方することは可能なので、日本国内でも取り扱っているAGA治療クリニックは多く存在します。ミノキシジル内服薬を服用している場合、健康診断や人間ドックの受診日の服用については処方してくれた医師に相談しましょう。
クリニックごとのAGA血液検査の特徴
AGA治療を行っているクリニックでは治療前後の血液検査の代金・方法で診療に特色を持たせている場合もあります。クリニックごとにAGA血液検査の違いはあるのでしょうか?
ここでは、2つの大手有名クリニックのAGA血液検査について、紹介します。
- AGAスマートクリニックのAGA血液検査
- 湘南美容外科クリニックのAGA血液検査
以下で、1つずつ詳しく説明します。
AGAスマートクリニックのAGA血液検査
AGAスマートクリニックはオンライン診療でAGA治療を行っているクリニックで、診療から処方、お薬の配送まで、スマホ1台ですべてを行うことが可能です。
オンライン診療とは、スマートフォンやパソコン、タブレットのビデオ通話やチャットを使って、インターネット上で予約から問診、診察、処方、決済まで行う診察・治療方法です。患者側には、24時間いつでも予約可能、自分の好きな時間・場所での受診可能、診察の待ち時間が無くなるなどのメリットがあります。
AGAスマートクリニックでは、治療前の血液検査も健康診断や人間ドックの結果の写しを「名前・日付が一緒に映る形」でクリニックメールアドレス宛に送信すればよい仕組みになっていいます。
営業時間は9:00〜22:00、定休日なしなので、土日にも診療にも診察を受けることができるのが平日、忙しい方には嬉しいところです。スマホで受診できるオンライン診療を行っているため、店舗コストや人件費などのコストが削減され比較的低額な料金で治療も継続できます。
湘南美容外科クリニックのAGA血液検査
湘南美容外科クリニックでは、初回から来院せずにオンライン診療でAGA治療を行うことができます。診療終了後、血液検査が必要な場合は自宅へ血液検査キットが到着します。受診者は、中に入っている説明書を見ながら、血液検査を実施し、指定の封筒に入れ送れば良いです。血液検査に失敗した場合の対処法も決まっており、最寄りの湘南美容クリニックに行くことになっています。
また、自分の手元に人間ドックや健康診断など血液検査の結果がある場合、予約時に写真を添付するだけでオンライン価格で薬を購入でき、クリニックでは血液検査は受ける必要がありません。
無料で行えるAGAの血液検査は大丈夫?
ベアAGAクリニックではAGA血液検査を無料(ライトプラン以上)で行っています。ベアAGAクリニックでは、院長が直接診察をして患者の状況に合わせてオーダーメイドの治療プランを提案しています。患者の健康状態を良く知るための血液検査なので無料です。血液検査で効果の出る治療薬がわかるだけではなく、AGA治療薬投与後の効果や副作用を予測することもできます。
ベアAGAクリニックでのオーダーメイド治療は投薬治療のみではなく、メソセラピー、低出力レーザー治療までありますので、治療費用が若干高くなる可能性があります。
AGA治療は血液検査から!おすすめの理由
「AGA治療は血液検査から!」と言われますが、AGA治療が血液検査から実施される理由をご存じですか?
ここでは、AGAの血液検査のメリットを3つ紹介します。
- AGAの血液検査メリット①AGAのリスクがわかる
- AGAの血液検査メリット②遺伝の有無がわかる
- AGAの血液検査メリット③薬の治療効果などがわかる
以下で、1つずつ詳しく説明します。
AGAの血液検査メリット①AGAのリスクがわかる
薄毛の原因がAGAにあるのかどうかがわかります。AGA以外の原因、例えば甲状腺の異常でも薄毛になるので、他の病気の可能性があるかを知るために血液検査を行います。他の病気で薄毛になっているのにAGAであると決めつけて治療を行うと、その間に原因の病気が進行してしまう可能性があるので、原因をはっきりさせる必要があるのです。
甲状腺異常の原因ががんのような場合は早急な治療が必要です。このような事態を招かないようにするために、血液検査は必須です。
AGA以外の薄毛の原因は、甲状腺機能障害の他に自己免疫疾患や抜毛症などさまざまな病気が挙げられます。これらの病気に対してAGA治療が行われても、効果はほとんど期待できません。
AGAの血液検査メリット②遺伝の有無がわかる
クリニックによっては、遺伝子検査を血液検査項目に含むこともあります。遺伝子検査は必須ではないので、別料金で請求される可能性があります。遺伝子検査といっても、検査できるのはAGAに関する遺伝子だけです。他の遺伝子を調べたい場合は、医師に相談しましょう。
遺伝が原因でなければ他のことが原因のAGAなので、ストレスを解消し生活習慣を正すことで必要以上の薄毛進行を予防できます。
AGAの血液検査メリット③薬の治療効果などがわかる
AGAは進行型の疾患なので、基本的に治療は長期に渡り、逆に長期間治療を継続できる状態であれば、十分な治療効果が期待できると言えます。
AGAの治療薬に限らず、医薬品は化学的に製造されているので、服用すれば最終的には代謝され、肝臓に負担がかかります。肝機能は血液検査で確認できますが、肝機能に異常が確認できなければ、肝機能障害は「起こらない」と考えられ、「継続して服用できるので治療効果がある」と言えるでしょう。
AGAの血液検査に副作用やデメリットはある?
AGAのためとはいえ血液検査には変わりなく、薬を投与するわけではないので、健康な方であれば症状としての副作用はないです。採血量も通常の採血と同じなので、貧血の心配も不要です。
デメリットを挙げるのであれば、保険適用外の診療なので、費用が高いことがあげられますが、AGAの原因、治療効果や副作用予測が行える血液検査は、正しい治療を受けるうえでは必要なことでしょう。血液検査の費用の問題でAGA治療をためらう場合は、血液検査が無料、健康診断の写しでもよいクリニックの受診を検討してみることをおすすめします。
まとめ
AGAの血液検査について、種類ややり方・費用を解説してきました。
AGA治療を受ける前には、血液検査が必要です。血液検査を行うことで、薄毛の原因がAGAかどうか、投薬が可能か、薬の治療効果は期待できるかを知ることができるからです。AGA治療は保険診療外の治療なので血液検査も自費、そのため検査代が高いです。検査代が高額なため治療をためらうような場合は、検査代が無料、健康診断結果の写しが使えるクリニック受診を検討しましょう。