「親がハゲていると自分も将来ハゲてしまう？」
「自分がハゲていると将来生まれてくる子どもにも影響する？」
男性は、年齢とともに髪の脱毛や薄毛に悩まされる人が増えてきます。しかし、AGAは発症する年齢は人によって違い、頭頂部から薄毛になる人もいれば、おでこの生え際から症状が出てくる人もいるので、症状に非常に個人差があるのも以前から良く知られていました。
今回は、まずハゲてしまう原因について解説し、遺伝の仕組みや遺伝の割合、治療方法まで詳しく説明していきます。
目次
- ハゲの原因とは
- ハゲ(AGA)が遺伝される仕組みとは
- 遺伝子によるハゲ(AGA)発症の割合とは
- ハゲ(AGA)の遺伝子は母方？父方？
- 遺伝子によるハゲは隔世遺伝しかありえない？
- 自分のハゲは自分の子どもや孫に遺伝する？
- 遺伝子によるハゲ(AGA)は治療不可？
- 自宅にいながら手軽に利用できるオンライン診療でのHOMMEZ growのAGA治療がおすすめ
- まとめ
ハゲの原因とは
ハゲの原因には様々あることが明らかになってきました。大きく分けると、生活習慣、ストレス、遺伝など、時には疾患が隠れている場合があります。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
①生活習慣の悪化
栄養バランスの偏った食事を続けていると、髪に必要な栄養素が十分に行き渡らなくなり、髪の成長が悪くなります。また、睡眠が不足した生活を続けることで、ホルモンバランスが乱れ、髪の成長に必要なホルモンが不十分になってしまうので注意が必要です。頭皮のターンオーバーが乱れてしまい、頭皮環境が悪化してしまう恐れもあります。睡眠時間は7〜8時間はしっかり確保するようにしましょう。
さらに、健康増進や血流改善のためにもスポーツに定期的に取り組みましょう。過度な飲酒や喫煙は髪に悪影響を与えるので控えるようにしましょう。
②ストレス
ストレスが多い生活を続けていると、ストレスホルモンのコルチゾールが常に分泌されている状態が続き、全身の臓器の代謝や免疫系、中枢神経系に様々な影響を与えます。
皮脂分泌が過剰になって頭皮の環境が悪化して、抜け毛が増えたり、髪の成長に必要なホルモンが十分に行き届かなくなり、細く短い髪が増え、薄毛になってしまう恐れがあります。
仕事や家庭のことで忙しいかもしれませんが、趣味や運動などでストレスを発散する習慣をつけて、できるだけストレスを溜め込まないようにしましょう。
③遺伝によるAGA
AGAとは、男性型脱毛症のことをいいます。
AGAは、男性ホルモンの1種、ジヒドロテストステロンが頭皮に作用して、髪の毛が成長するサイクル(毛周期)を大きく短縮させてしまうことが原因になっていると明らかになりました。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンが5α還元酵素によって変化したもので、骨格、筋肉などに作用して男性らしい体付きを作るよう働きかけるホルモンです。このように重要な役割を持っているホルモンですが、頭皮に作用するとAGAを引き起こしてしまいます。
ジヒドロテストステロンの影響で毛周期が短縮されてしまうと、髪の毛が十分に成長することができずに細くて短い髪の毛ばかりになってしまい、薄毛、脱毛が進行していきますので早めに治療を始めていくことが重要です。
このAGAは遺伝するので、祖父、父親がAGAの場合は将来AGAになる可能性が上がることが分かっているので、早めに対策をするように心がけましょう。
④疾患による脱毛症
ストレスや生活習慣、AGAの他にも、疾患によって脱毛が起きてしまうことがあります。
円形脱毛症は、髪の毛の一部が円形上に抜け落ちてしまう疾患です。
原因は、髪の毛を作る場所である毛包が、自分の免疫組織のリンパ球から過剰に攻撃を受けることから引き起こされます。生まれつきのものではなく、何らかのきっかけで突然発症してしまいます。重症の場合は、複数個所円形に脱毛を繰り返してしまい、髪の毛のみならず全身に症状が拡がっていくこともあります。
脱毛に痛みは出ませんが、見た目の問題で自信をなくしてしまうので、病院で治療を行いながら、カウンセリングなどの適切な対応が必要になることもあります。
このような疾患の他にも、抗がん剤などの薬剤の副作用で髪の毛が抜け落ちることがあります。
ハゲ(AGA)が遺伝される仕組みとは
AGAは、男性ホルモンの影響で引き起こされますが、発症するタイミングは20代頃からの人もいれば、50代頃からの人もいて、非常に個人差があることが以前から知られていました。
どうしてこのように、個人差が大きいのか、研究を進めていくうちに様々なことが明らかになってきています。
AGAの原因物質になるジヒドロテストステロンは、5α還元酵素の働きで作られていきますが、この5α還元酵素が活発なタイプがいること、毛根の受容体がジヒドロテストステロンへの感度が高いタイプがあることが明らかになりました。
前者の体質はX染色体上にあり、後者の体質は優性遺伝で遺伝されていくことが解明されています。
遺伝子によるハゲ(AGA)発症の割合とは
遺伝子の影響で、AGAを発症してしまう割合は約25％であることが明らかになっています。そのため、自分がAGAになりやすい遺伝子を親から引き継いでいるかはとても気になるものです。AGAになりやすいかどうかを知るには、専門の病院で遺伝子検査を受ける必要があります。詳しく知りたい方は、医師に相談してみましょう。
遺伝子検査の結果から、自分がAGAになる確率が高い場合は、AGAにターゲットを絞って早めの治療を受けることができ、効率よく治療することができます。
ハゲ(AGA)の遺伝子は母方？父方？
AGAの研究が進められていくうちに、AGAは５α還元酵素の活性度や頭皮がジヒドロテストステロンをどのくらい感受するか(感受性)の２つの遺伝子が発症に影響していることが明らかになりました。２つのうち、両方、もしくはどちらか一方を受け継いでいるとAGAになる確率が上がります。それぞれ詳しく説明していきます。
まず、5α還元酵素の活性度が高いと、AGAの原因物質のジヒドロテストステロンの量が増えてしまいます。5α還元酵素の活性度は優性遺伝で、性染色体に存在しないので、母方、父方どちらからも受け継ぐ可能性はあります。
次に、毛母細胞にあるジヒドロテストステロンの受容体の感受性が高いと、毛母細胞がジヒドロテストステロンの影響を受けやすくなってしまいます。感受性の高さは性染色体のX染色体に存在しているので、母方にAGAの人がいると遺伝子が引き継がれていきます。また、隔世遺伝することが分かっていて、母親が感受性の高い遺伝子を持っていなくても、祖父母やそれ以前の人にその遺伝子を持っていた場合は、突然感受性の高い遺伝子を引き継ぐことになるパターンもあります。
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遺伝子によるハゲは隔世遺伝しかありえない？
先述したように、隔世遺伝する場合もありますが、隔世遺伝以外の方法で遺伝する場合もありますので、遺伝子によるハゲは隔世遺伝以外の方法でも十分にあります。
そのため、両親がハゲていると遺伝することもありますし、両親は症状がなくても祖父母がハゲていると遺伝することもあり、両親、祖父母がハゲていなくても遺伝する可能性はあります。
自分のハゲは自分の子どもや孫に遺伝する？
自分がAGAを発症していると、「もしかして子どもや孫にも遺伝してしまうの？」と心配になるかもしれません。家族が、遺伝のせいで将来AGAに悩むことは、できれば避けてほしいと思うものです。
結論から言うと、必ずしも遺伝するわけではありません。
先ほども述べたように、ジヒドロテストステロンの感受性の高さは、母方の方から遺伝することが分かっています。自分がAGAであることが問題になる前に、子の母方の祖父や曾祖父がAGAであるかどうかが影響を与えます。
遺伝子によるハゲ(AGA)は治療不可？
AGAは生活習慣の悪循環でも引き起こされますが、遺伝子によるAGAについては、治療方法や進行具合が変わってくるのか気になるものです。
基本的に、どのような原因であってもAGAの治療方法は同じです。今ではAGAのメカニズムが解明されてきたので、様々な治療薬があります。AGAは進行性のため、完治することは難しいと言われていますが、進行を遅らせたり、発毛を促進する治療薬を使いながら、薄毛や脱毛に対処することは可能になってきています。
治療薬には、持病や体質、副作用などを考慮しながら適切なものを選択することが大事です。
自宅にいながら手軽に利用できるオンライン診療でのHOMMEZ growのAGA治療がおすすめ
AGA専門のクリニックに通って、治療薬を処方してもらうのが通常の流れですが、「仕事が忙しくて、通院する時間がない」「クリニックに通うところを人に見られたくない」など、なかなか通院できない事情があるものです。
HOMMEZ growのAGA治療なら、オンライン診療が可能で自宅から手軽に医師の診療を受けることができます。様々な事情で通院できない男性におすすめです。
AGAは進行性のため、できるだけ早い段階での治療が功を奏します。オンライン診療を活用して、早めに受診するようにしましょう。
まとめ
AGAの場合は、母方から隔世遺伝するものと、父方と母方のどちらかがAGAの原因遺伝子を持つと子に引き継がれてしまうパターンがあることが分かりました。
ハゲは遺伝だけでなく、生活習慣、ストレス、疾患による原因の場合があるので、AGAばかりでなく、様々な原因があることを知っておくことも重要です。
もし、AGAの原因遺伝子を引き継いでいるかどうかが気になる場合は、遺伝子検査を受けてみるようにしましょう。最近ではAGA治療薬で進行を遅らせたり、発毛を促進することで進行を遅らせることが可能になりました。髪のことで気になる悩みがある場合は、オンライン診療を利用し、早めに受診するようにしましょう。
