薄毛でパーマをかけたいけれども、かけられるのか不安と思う方は多いのではないでしょうか?
パーマをかけると薄毛をカバーできるメリットがありますが、注意点もあります。
この記事では、パーマをかける前に薄毛の人が知っておくべきことや、薄毛に合わせたパーマの種類、ヘアケアの方法を紹介します。ぜひ、最後まで読んでください。
目次
- 薄毛の人がパーマにする前に知っておくべきこととは?
- パーマの種類と効果とは?
- 薄毛の人がパーマにした後はどうすればいい?
- 薄毛の人がパーマにする際の注意点とは?
- 薄毛の方におすすめのパーマ後のスタイリング方法とは?
- まとめ
薄毛の人がパーマにする前に知っておくべきこととは?
薄毛の人がパーマにする前に知っておくべきこととには、どんなことがあるでしょうか。
ここで紹介するのは、薄毛の人がパーマにする前に知っておくべきことと3つです。
- パーマにする際の注意点とは?
- 自分に似合うパーマの形を見つけるにはどうすればいい?
- パーマのメリットとデメリットは?
以下で、1つずつ詳しく説明します。
パーマにする際の注意点とは?
パーマにする際には、どのようなことを知って、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
パーマ液の種類や成分について
パーマ液は一般的に強アルカリ性なので頭皮や髪の毛を傷めます。頭皮や髪の毛へ与えるダメージを減らすため、低刺激性の薬剤もあります。薄毛が気になる方におすすめのパーマ液は、次の2つです。
- クリープパーマ
- 水パーマ
クリープパーマは、乾燥する工程が入ることで髪への負担が少ない上に、パーマが長持ちするので、頻度も減り、髪や頭皮へあまり負担を掛けずに済みます。
水蒸気で髪にパーマをかける水パーマは、パーマ時間も短く、薬剤も弱アルカリ性なので髪の毛や頭皮への負担も少なくて済みます。髪にコシがなくてパーマがかかりにくい方に水パーマはおすすめです。ゆるいカールやウェーブが必要な時に試すのはどうでしょうか。
パーマの形状や長さの選び方
薄毛の人におすすめのパーマは次の2つです。
- ツイストパーマ
- スパイラルパーマ
ツイストパーマは、毛束をねじって髪を巻くパーマ術です。パーマロッドは使わず、指に巻きつけて形作るのが特徴で、ゆるめのふんわりとしたボリュームが出ます。ツイストの強弱がつけられるので、薄い部分を隠せるようなデザインを頼みましょう。ツイストパーマは髪の毛の長さが5〜6cmは必要ですが、長すぎるとボリュームが出しにくくなります。
短めにすると、男性らしくてワイルドな髪型になり、毛先を立ち上げるとすっきりします。長めにツイストパーマをかけて下ろせば、M字部分を効果的に隠せます。
スパイラルパーマは、筒状ロッドにらせん状に髪の毛を巻き付けるパーマ術です。らせん状に巻くので、ボリュームが出て、立体感を強調できます。ゆるめに巻くとナチュラルに、しっかり巻けば根元を立ち上げやすいというメリットがあります。
スパイラルパーマは、最低6〜7cmの髪の毛の長さが必要です。ゆるく仕上げたいのであれば10cmあれば安心でしょう。スパイラルパーマをすると毛先に動きが出るので、スタイリングが非常に楽です。
ダメージを抑えるためのケア方法
パーマをかけるとどうしても頭皮や髪の毛が傷んでしまいます。頭皮や髪の毛のダメージを抑えるためのケアとしては、次の3つが挙げられます。
- 洗髪後はしっかり乾かす
- アウトバストリートメントでダメージを防ぐ
- 1カ月後にカットしてメンテナンスする
濡れたまま寝ると、細菌の繁殖や臭い発生の原因になります。また、濡れたままの摩擦は毛髪にとってはダメージです。洗い流さないトリートメントが「アウトバストリートメント」です。ドライヤーの熱やあらゆる刺激から髪の毛を保護します。
また、月に1回パーマをかけるのではなく、1カ月後にカットしてメンテナンスすると、ダメージ最小限でパーマを楽しめます。
自分に似合うパーマの形を見つけるにはどうすればいい?
パーマスタイルには幾通りものパターンがあります。自分に似合うパーマの形を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、自分に似合うパーマの形を見つける方法を2つ紹介します。
顔や頭の形に合わせたパーマの種類で選ぶ
絶壁やハチ張りなどの頭の形で悩んでいる場合は顔の形に合うパーマをかけて、カットすると改善されます。
丸顔で優しい雰囲気がある方は、男性らしさもアピールできるマッシュヘアにCカールパーマがおすすめです。CカールパーマとはCの形をしたカールがつくパーマです。最もベーシックで、初めてパーマをかける方でもかけやすいパーマです。
シャープ過ぎる逆三角形の顔型の方は、イメージ緩和のためのマッシュパーマはどうでしょうか。毛先にゆるくパーマをかけ、ナチュラルなシルエットを作るので、顔の印象を丸く、優しそうに変えます。
面長の方はトップにボリュームがあると顔がより長く見えるので、ニュアンスパーマがおすすめです。ニュアンスパーマは軽くカールがつく、緩めのパーマなので、ナチュラルでくせ毛のようで、外国人のような雰囲気が出せます。
イメージに合わせたパーマの形状や長さで選ぶ
自分をどう見せたいかでパーマの形状は違ってきます。パーマをかけるには、髪の長さがある程度長いことが必要です。したがって、薄毛の進行があまり重度でない場合はパーマで薄毛を隠せる可能性があります。
くせ毛風でナチュラルなイメージを演出したい場合は、カール方向が一定ではないピンパーマが良いでしょう。ツイストパーマだと尖った印象、スパイラルパーマだと優しい印象を見ている人に持ってもらえます。
パーマのメリットとデメリットは?
どんなことにもメリットとデメリットがあります。
パーマのメリットとデメリットとしては、以下のことが挙げられます。
髪のボリュームアップやスタイリングのしやすさ
パーマのメリットとして挙げられるのは、髪のボリュームアップやスタイリングです。パーマをかけると、スタイリングしていなくても形ができているため、スタイリングに掛かる時間が短く済みます。また、今っぽい毛先を動かしたスタイリングがしやすいので、髪の毛がふくらみ、ボリュームがアップしたように感じることができます。しかもボリュームは時間が経っても潰れません。
ダメージやパーマの持続性に注意が必要
パーマ用のダメージが少ない薬剤も流通していますが、パーマは頭皮や髪の毛へダメージを与えます。なるべくパーマ頻度を開けて、ダメージを軽くしましょう。パーマ後のヘアケアでパーマを長持ちさせることもできます。髪のダメージを補修してくれるトリートメントを使うなど、日頃からヘアケアを行うことをおすすめします。
パーマの種類と効果とは?
パーマの種類にはどのようなものがあり、効果はどのように違うのでしょうか?
パーマの種類と特徴
パーマに使用する薬剤は強アルカリ性ですが、ダメージを減らすために、刺激性の少ない薬剤も開発・販売されています。
クリープパーマは通常のパーマと手順や使用する薬剤そのものはほぼ同じです。薬剤の間に乾燥工程を入れるので、髪の変化が緩やかでダメージを減らします。クリープパーマはパーマを長持ちさせたい方におすすめです。パーマの頻度が減り、髪や頭皮への負担も少なくて済みます。
水を水蒸気にして、スチームで髪にパーマをかけるのが、水パーマです。また使用薬剤も弱いアルカリ性なので、髪を傷めるリスクも減ります。
パーマの効果と持続期間
パーマの効果は限られていますが、個人差があります。通常のコールドパーマの効果持続期間は2~3カ月程度です。 普通は、最低2ヶ月以上の間隔を開けましょう。
パーマで作るボリュームスタイル
根元がふわりするパーマを掛けるとボリュームを感じられる髪型になります。大きめロットで巻き、ナチュラルなパーマを掛けることでボリュームスタイルに変身です。
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薄毛の人がパーマにした後はどうすればいい?
パーマをかけるとどうしても髪の毛や頭皮が傷んでしまいます。薄毛の人がパーマにした後はどうすればいいのでしょうか。
ここでは、パーマをしたあとの頭髪の手入れ方法について2つ紹介します。
- パーマの手入れ方法と必要なアイテム
- パーマをかけた後に気を付けたい頭皮トラブルとその対処法とは?
以下で、1つずつ詳しく説明します。
パーマの手入れ方法と必要なアイテム
パーマの手入れ方法と必要なアイテムについて説明します。
シャンプーやトリートメントの選び方
パーマヘアが長持ちするパーマ専用のシャンプーやトリートメントが販売されているので、自分に合ったものを購入して使用しましょう。
タウリン系やアミノ酸系、ベタイン系などのマイルドな洗浄力のもの、パーマキープのためにダメージケア成分が入っているもの、軽やかなカールをキープしたいならノンシリコンタイプのものがおすすめです。乾燥で広がってしまう人は保湿ケア成分にも注目しましょう。
ドライヤーの使い方や注意点
濡れたままでは、雑菌が繁殖しやすいしやすくなってしてしまいます。髪の毛のキューティクルが開きダメージも受けやすいので、必ずドライヤーで乾かしましょう。
髪の毛へのダメージが増えないように、ドライヤーで乾かす前に、洗い流さないトリートメントをつけるのがおすすめです。
パーマをかけた後に気を付けたい頭皮トラブルとその対処法とは?
パーマをかけた後に気を付けたい頭皮トラブルにはどのようなものがあるのでしょうか。トラブルの例とその対処法について紹介します。
頭皮のかゆみやフケの対処法
パーマをかけた後、頭皮のかゆみやフケがひどくなる場合があります。パーマ剤の刺激で頭皮が荒れるからです。
約28日間のターンオーバーで改善しますが、あまりにもフケがひどいという場合は、早めに病院を受診しましょう。
パーマ液の刺激によるトラブルへの対処法
何らかのパーマ液トラブルが起こった場合は、次回のパーマ時、「前回のパーマ後、こんなトラブルが起きた」ということを施術前に担当美容師に伝えましょう。パーマ液トラブルがひど過ぎる場合は、医療機関への受診が必要ですが、軽度な場合は通常のヘアケアに注意しましょう。
使っているシャンプーが高級アルコール系の場合は、マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーに替えることをおすすめします。ヘアケア剤の刺激もさらなるダメージになる可能性があるので、トラブルが落ち着くまで他のヘアケアも一旦お休みにしましょう。
薄毛の人がパーマにする際の注意点とは?
薄毛の人がパーマにする際の注意点にはどんなことがあるのでしょうか。
ここでは、薄毛の人がパーマにする際の注意点を2つ紹介します。
- 美容室選びのポイントとは?
- パーマ液の成分に注意する
以下で、1つずつ詳しく説明します。
美容室選びのポイントとは?
薄毛の人がパーマをかける時の美容室選びのポイントについて紹介します。
パーマの技術力や経験値をチェック
美容室ではなく、美容師で選びましょう。パーマの技術力や経験値は経験年数では測れません。美容師は常に研究を重ねていく職業なので、パーマは、勉強を怠らない、前向きな美容師にかけてもらいましょう。
カウンセリングの重要性
施術前のカウンセリングも美容室選びには重要です。カウンセリングでは、どのようなヘアスタイルにしたいか、髪質や髪型の悩み、ヘアケアに掛けられる時間やライフスタイルを美容師に伝えます。
施術前のカウンセリングについて、公式サイトで説明している美容室もありますが、実際のところは施術してみないと分かりません。気になる場合は、口コミサイトを確認する方法もあります。
パーマ液の成分に注意する
パーマ液の成分について紹介します。
ダメージの原因となる成分に注意する
ダメージの原因となる成分は、2剤あるパーマ液のうち、1つ目の液です。頭皮が弱酸性なのに対し、1つ目のパーマ液はペーハー9から9.5の強力なアルカリ性です。
アルカリ性のパーマ液が頭皮で反応するために、フケやかゆみ、皮膚炎などが起きることになります。
髪質に合わせたパーマ液を選ぶ
髪質が「硬毛」、毛先にだけパーマをかける「ワンカールパーマ」希望のときは「コールドパーマ」がおすすめです。髪質が「軟毛」、仕上がりがワンカール希望のときは「エアウェーブパーマ」がおすすめです。
髪質が硬毛か軟毛かの判断は、熟練した美容師にまかせましょう。自己判断は禁物です。
薄毛の方におすすめのパーマ後のスタイリング方法とは?
「パーマをかけた方がセットが楽」とよく言われているけれども、いざパーマをかけると思ったようにセットができないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、薄毛の方におすすめのパーマ後のスタイリング方法を順を追って説明します。
- スタイリング前に髪の毛を濡らす
- 髪の根元が寝ないように乾かす
- マットワックスを使う
以下で、ステップを1つずつ解説しますので、パーマのスタイリングをマスターしましょう。
スタイリングする前に髪の毛を濡らす
方法はシャワーでも霧吹きでも良いので、髪の毛を水で濡らしましょう。髪の毛を濡らさないでスタイリングすると、寝ぐせなどがあってスタイリングがしにくいだけでなく、髪の毛がカールせず、パーマをかけたかどうか分からないことになる可能性があります。
髪の根もとが寝ないように乾かす
髪の毛を充分に濡らしたら、髪の毛の根元をタオルでドライします。すぐにドライヤーを使わないのは、髪へのダメージを少なくするためです。タオルドライは、髪の毛の水分を吸収するイメージで押し当てるように水分を吸収するのがポイントです。
マットのワックスを使う
手のひら全体にマットワックスを取り、髪に馴染ませます。マットワックスとは、ツヤがなくてマットな仕上がりのワックスのことです。水分・油分割合が少なくテカりにくいので、自然な雰囲気のヘアスタイルが楽しめるのが魅力です。
マットワックスをつけた後、髪の毛全体を立ち上げるように乾燥させて、最後に押さえたい部分を押さえて形を作ります。
マットのワックスを使う理由とは?
ワックスというと硬めの感触でセット力が高い製品が多い中で、マットワックスは髪が柔らかい方でも使えます。髪を固めないので、ヘアスタイルが崩れても直ぐに直せる製品が多いのも魅力です。
まとめ
薄毛の人がパーマをかける前に知っておくべきことや、薄毛に合わせたパーマの種類、ヘアケアの方法を紹介してきました。
パーマは薄毛をカバーできるメリットがありますが、施術前にパーマのデメリットやヘアケア方法などを知っておいたほうが良いでしょう。