自分の髪の毛が気になり、AGA(男性型脱毛症)を治すことができるのか知りたい人へ、AGAの原因や治すためにできることを紹介します。AGAは男性ホルモンの影響で髪が作られにくくなり、ヘアサイクルが短くなって徐々に髪が細くなっていく疾患です。
AGAを治すためには、内服薬や外用薬で薄毛の原因物質に働きかけることが必要になります。
この記事では、AGAに悩んでいる人の声を紹介し、AGAの対策方法も紹介しています。薄毛が気になる人はぜひ参考にしてください。
目次
- AGAは治るのか・治らないのか
- AGAが治らない原因とは
- AGAが治らずに悩む男性の声を紹介
- そのAGA、治らないならやり方を変えてみよう
- AGAが治らないからといって諦めるのは早い
- まとめ
AGAは治るのか・治らないのか
AGAは男性型脱毛症のことです。ヘアサイクルが短くなる、血液の循環が悪くなり髪に栄養が行き渡らないなどによって薄毛が目立つようになります。
早い人では20代後半から起こり、放置すると進行して薄毛の範囲が広くなっていきます。症状や患者数に差はありますが、男性だけでなく女性にも起こる疾患です。
どのような状態を治ると定義するかにもよりますが、一般的にAGAは完治しない疾患であり、自然に回復することは難しいといわれます。内服薬の使用など、治療によって進行を遅らせることや現状維持は可能でも、以前の状態に完全に戻すことは難しいでしょう。
AGAの原因としては、ジヒドロテストステロンが挙げられます。男性ホルモンの一種であるテストステロンが、5-α‐リダクターゼⅡとよばれる還元酵素の働きを受けることで変化する物質です。
ジヒドロテストステロンによって発毛が抑制され、ヘアサイクルが短くなります。髪には成長期・退行期・休止期があり、全体で4~6年です。そのうち正常な人で2~6年を占める成長期が、数カ月まで短くなり、髪が十分に成長しないまま抜けていってしまいます。
薄毛が気になる方は、できるだけ早く治療を行った方がAGAの進行を遅らせることができます。
AGAが治らない原因とは
AGAの進行が収まらない原因を紹介します。AGAの治療をしたいと思っている人や、治療中の人は次のようなことはないか確認してください。
- 医薬部外品の薬等を使用
- 生活習慣が改善しない
- 自分に合わない治療方法
この3点についてそれぞれ詳しく紹介します。
AGAが治らない原因①医薬部外品の薬等を使用
AGA対策として化粧品や医薬部外品、医薬品があります。現在は化粧品に含まれるものは少なく、医薬部外品に指定されている商品が多く販売されています。
医薬部外品は薬局やネットで気軽に買えますが、医薬品と比べて効果は低くなります。なかには、ほとんど効果が得られないと判断されるものもあるようです。
できればAGAの治療を行っている病院やクリニックを訪問して、AGAの治療薬を処方してもらうのがよいでしょう。
AGAが治らない原因②生活習慣が改善しない
AGAの治療薬を使っていても、生活習慣が乱れていると変化を感じにくい場合があります。例えば治療薬により髪に栄養が行き渡りやすくなっても、自分が栄養をきちんと摂れていなければ効果につながらないためです。
髪はケラチンとよばれるタンパク質から作られます。食事では動物性食品や大豆からタンパク質を十分に摂りましょう。
海藻類が髪を増やすといわれることがありますが、栄養学的根拠はありません。ダイエットと同様、これを摂ればよいという食品はなく、栄養のバランスが大切です。
炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素が不足しないよう、偏りなく多くの食品を摂りましょう。
また、喫煙は髪にも悪影響を及ぼします。タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、髪の成長阻害をもたらすためです。喫煙習慣がある人は髪の健康のためにも、禁煙を検討してください。
加えて、過度なストレスも血管収縮やホルモンバランスの乱れを起こします。休息をきちんととり、できるだけストレス源を減らして自律神経を安定させましょう。
AGAが治らない原因③自分に合わない治療方法
AGAの治療を続けても、効果があるかどうかは個人差があります。治療薬として直接髪を生やすものは存在せず、髪が生えやすい状況をつくることが目的であるためです。
効果が見られるまでに半年以上かかる場合もありますが、ただ処方された通りに続けるのではなく、今後の変化が期待できるかどうか考えることが大切です。
気になることは医師に相談するとともに、もし自分に合わない治療法を続けられていると感じた場合は他の医院にも相談することが大切です。
大切な時間や費用が無駄にならないように、積極的にセカンドオピニオンを受けましょう。
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AGAが治らずに悩む男性の声を紹介
AGAが治らないことに、苦労や悩みを持っている男性のリアルな声を紹介します。
- M字ハゲが治らない...
- 遺伝による薄毛が治らない...
- 若ハゲが治らない...
現在AGAで悩んでいる人は、他の人の悩みに共感する部分も多いかもしれません。
M字ハゲが治らない...
40代になり、鏡を見るたびに薄毛が気になっています。元々生え際はM字のようになっていたのですが、最近生え際が後退して目立つようになりました。市販の育毛剤は利用したことがありますが、効果はあまり感じられず……。AGA専門クリニックに行くべきか悩んでいます。
遺伝による薄毛が治らない...
母方の祖父が薄毛だったので予想はしていましたが、自分も薄毛が気になってきました。これ以上薄毛が進まないように何とかしたいと思い色々調べました。薄毛治療はずっと続けないといけないようなので悩んでいます。
若ハゲが治らない...
現在20代後半ですが、ここ数年でおでこが広くなったと感じます。このままだと髪全体が薄くなると思い、AGA専門の病院を受診しました。仕事柄不規則な食生活を送っていたので、薬の服用に加えて食事の改善も行っています。タバコも徐々にやめられるよう先生と話しているところです。
そのAGA、治らないならやり方を変えてみよう
AGAの治療には、費用や時間が多くかかります。与えられた治療法を続けるだけではなく、自分に合っているのか、続けて効果が出るのか判断することが大切です。
現在行っている治療法に不安がなくても、ぜひ次の項目を確認してください。
- 自己流のやり方に固執していないか?
- クリニックの選定を誤っていないか?
- 治療薬だけに頼りきっていないか?
- 現在の自分の環境はストレスがないと言えるか?
以下で詳しく説明します。
自己流のやり方に固執していないか?
自己流のやり方に固執せず、専門のクリニックや専門家を頼ってください。医薬部外品は手に入りやすく、簡単に利用できますが、医師に相談して医薬品を処方してもらう方がAGA治療にはよいでしょう。
ストレス源をなくしたり、食事に気を遣ったりといった生活習慣の改善に加え、専門家の診療を受けてください。
クリニックの選定を誤っていないか?
もし、今通っているクリニックで気になることがあれば他のクリニックも検討しましょう。AGAの専門クリニックといっても、治療方針や目的などはクリニックごとに異なり、自分に合わない場合も考えられます。
セカンドオピニオンを求めることも大切です。複数の病院を受診し、信頼がおけるクリニックで治療を行いましょう。
治療薬だけに頼りきっていないか?
直接的に髪を生やす薬はまだ開発されていません。血行を促進させ、頭皮の状態をよくするなど治療薬自体の効き目はあっても、発毛・育毛につながらない場合もあります。
薬の目的や効果を把握して、治療薬だけに頼らないことも大切です。
現在の自分の環境はストレスがないと言えるか?
過度のストレスが、血管の収縮やホルモンバランスの乱れにつながることがあります。髪や体の健康を守るためにも、普段の生活からストレス源を取り除くことが大切です。
自分の職場やコミュニティでどのようなストレスを受けているか、ストレス源になるのはどのような状況か把握しましょう。受けるストレスをできるだけ減らせるように行動してください。
AGAが治らないからといって諦めるのは早い
AGAが治らないからといって、あきらめるのは早いです。AGA専門クリニックでどのような治療があるか知りましょう。できれば複数の医院でカウンセリングを受け、自分の目的に合った治療法やクリニックを選ぶことが適切な治療への近道です。
まとめ
AGAは自然に完治する疾患ではありませんが、医薬品により現状維持や進行を遅らせることは可能です。この記事ではAGAに悩む男性の声を紹介し、改善方法として4つのポイントを解説しました。
AGAの治療を受けたいと思ったら、AGA専門のクリニックを受診しましょう。普段の生活習慣を見直し、ストレスがかからないよう心がけることも大切です。