男性妊活基礎知識

2023.03.25

妊活ローション（妊活ジェル）の体への影響は？妊娠率に悪影響はないか解説

# 男性妊活基礎知識

※本記事は薬剤師が執筆しております※

妊活ローションの体への影響を知りたいと考えている方は多いのではないでしょうか？

妊活ローションは基本的に人体に害は無くカップルの妊娠率を高めるためのものです。性行為の頻度を高め、不快感を下げることに貢献します。

この記事では妊活ローションの体への影響を解説します。ぜひ、最後まで読んでください。

妊活ローション（妊活ジェル・ゼリー）とは？
ローションとジェルは厳密には違う？
妊活ローション（妊活ジェル）のメリットは？
妊活ローション（妊活ジェル）の気をつけることは？
おすすめの妊活ローション（妊活ジェル）とその特徴・口コミを紹介
妊活用でない通常ローションの使用は控えた方がいい？
まとめ

妊活ローション（妊活ジェル・ゼリー）とは？

性行為時のデリケートゾーンのうるおい不足による「性交痛」の悩みを解消するものです。

うるおい不足が原因の性交痛に悩んでいる方は、年代を問わず多くいます。この痛みに対応するものとして、最近では、潤滑ゼリーやローションなど、ラブアイテムが良く売られています。

ローションとジェルは厳密には違う？

ローションは液状のものを指し、ジェルはゲル状態の粘着性のある液状のものを指します。両者の違いは液体の粘度です。厳密には違いますが、日常生活ではほとんど同じ意味で用いられています。

妊活ローション（妊活ジェル）のメリットは？

妊活ローション（妊活ジェル）のメリットはどんなことでしょうか？

ここでは妊活ローション（妊活ジェル）のメリットを４つ紹介します。

うるおい不足による性交痛を解消
夫婦・カップルのセックスの満足度があがる
コミュニケーションの頻度も増え愛も深まる
頻度が増えることで妊娠する確率が高まる

以下で、1つずつ詳しく説明します。

うるおい不足による性交痛を解消

妊活ローション（妊活ジェル）は、うるおい不足による性交痛を解消します。

性交痛の原因はいろいろですが、大部分の方の原因は膣内のうるおい不足によるものです。うるおい不足は更年期やご年配の方の悩みのように思われがちですが、最近は無理なダイエットやストレスなどによるホルモンバランスの乱れが原因で、若い方でも悩む方が増加しています。

その他のうるおい不足の原因には性行為に対して精神的なトラブルを抱えているなどもありますが、婦人科の病気が潜んでいる可能性もあるので要注意です。

夫婦・カップルのセックスの満足度があがる

うるおい不足による性交痛が解消されるので、夫婦・カップルのセックスの満足度があがります。

セックスの際に痛みや不快感があれば、性行為が億劫になりますが、妊活ローション（妊活ジェル）を使うことで、不快感が改善し「性生活が劇的に変わった」という人もいます。

老若男女問わず使えるのも魅力です。

コミュニケーションの頻度も増え愛も深まる

うるおい不足による痛みからセックスが嫌いになり、夫婦・カップルのコミュニケーションがうまくいかないという場合にはコミュニケーション不足解消のきっかけになるでしょう。

痛みや不快感が解消されるので、自然とコミュニケーションの頻度も増え、愛も深まります。性生活が好循環に入って、ホルモンバランスなども自然に良くなるでしょう。

頻度が増えることで妊娠する確率が高まる

うるおい不足による痛みからセックスの頻度が少くなっていた場合は、解消されるのでセックスの頻度が増えるため、妊娠する確率が高まります。

妊娠成立のためには、セックスはタイミングだけではなく、回数、つまり頻度も重要です。毎日セックスを行っていれば、女性の体内にいつでも精子がいる状態になるため、排卵がいつあっても妊娠しやすくなります。頻度が増えることで自然と妊娠する確率が高くなります。

妊活ローション（妊活ジェル）で気をつけることは？

妊活ローション（妊活ジェル）で気をつけることは何でしょうか？

ここでは妊活ローション（妊活ジェル）で気をつけることを4つ紹介します。

ローションやジェルは避妊目的には使えない
意図的に食べたり飲んだりしない
洗い流す必要は無いが不快ならばシャワー等で流す
人体に悪影響が出たらすぐに使用を中止し病院へ

以下で、1つずつ詳しく説明します。

ローションやジェルは避妊目的には使えない

ローションやジェルはうるおい不足を補うものなので、避妊目的には使用できません。

膣の中で精子を殺す殺精子剤は妊活ローション（妊活ジェル）には入っていません。避妊目的の場合は殺精子剤入りゼリーを使用しましょう。その場合も妊娠率は6～26％と言われており、コンドームとの併用が推奨されています。

意図的に食べたり飲んだりしない

妊活ローション（妊活ジェル）は、うるおい不足解消を目的に製造されており、飲食物ではありません。

製造成分は医薬品、化粧品等に使われている成分であり、また、安全評価で問題がないことを確認していますが、意図的に食べたり飲んだりしないで下さい。

洗い流す必要は無いが不快ならばシャワー等で流す

体に有害な成分は使われていませんので洗い流す必要はありません。しかし違和感が残る場合、気になる場合は、拭き取るか、シャワー等で洗い流して下さい。

妊活ローション（妊活ジェル）は局部用の潤滑剤として開発されたものなので、膣に入った分もそのままにしておいても問題はなく、自浄作用で排泄されます。洗い流す必要はありません。使用中、使用後にかゆみや刺激などがあった場合は、シャワー等で洗い流し、専門医に相談して下さい。

人体に悪影響が出たらすぐに使用を中止し病院へ

体に安心な成分で製造してはいますが、万人に安全というわけではありません。人体に悪影響が出たらすぐに使用を中止し病院を受診しましょう。

使用後に白いボロボロした物が出て来ることがありますが、問題はありません。ゼリーに含まれている増粘剤（粘り気を出す成分）が、乾燥と摩擦で塊になったものと考えられます。もし、数日経っても白いものが出ていたり、他の症状がある場合は、他の原因も考えられるので、商品を持参の上、専門医へ受診をおすすめいたします。

妊活用でない通常ローションの使用は控えた方がいい？

妊活用でない通常のローションは控えた方が良いでしょう。NGとまでは言わないものの、中にはローションが精子の運動性を低めるという一部の医者もいます。妊活中ということを考えると、リスクを冒すのは好ましくありません。

まとめ

妊活ローションの体への影響を知りたいと考えている方は多いのではないでしょうか？

妊活ローションはうるおい不足による性交痛を解消して、性行為の頻度を高め、不快感を下げることに貢献します。その結果、カップルの妊娠率を高めるメリットがあります。

妊活ローションは性生活を劇的に変える可能性があります。この記事を読んで心当たりがあるカップルは使うことを検討してみてはいかがでしょうか。

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妊活ローション（妊活ジェル）の体への影響は？妊娠率に悪影響はないか解説

目次

妊活ローション（妊活ジェル・ゼリー）とは？

ローションとジェルは厳密には違う？