※本記事は薬剤師が執筆しております※
妊活と転職はどうすれば両立可能かを知りたい方は多いのではないでしょうか?
妊活と転職はそれぞれのリスクを把握し、要点を抑えれば両立可能です。実際、妊活を機に転職を考える人も多いです。
この記事では、妊活前・中・後での転職で大事にすべきことを男女別に解説します。ぜひ、最後まで読んでください。
目次
- 妊活と転職は両立可能か?
- 転職したいけど妊活もしないと…よくある悩みとは
- 男女別!妊活と転職の両立を成功させるために大事なこと
- 妊活も転職も、まずは自分の人生をどうしたいか考えることが大事!
- まとめ
妊活と転職は両立可能か?
妊活と転職はそれぞれのリスクを把握し、要点を抑えれば両立可能です。事実、妊活を機に転職を考える人も多いです。
妊活と転職の両立を考えている場合は、下記の2つのどちらかだと考えられます。
- 現在の職場では仕事と子育ての両立が難しい
- キャリアチェンジの時期と子どもが欲しい時期が重なった
子育てしやすい職場への転職は、条件を満たす転職先を見つけてトライすることで、妊活と転職の間での迷いが少なくなります。
一方、キャリアチェンジでの転職を考えている場合は、転職活動と妊活の間で迷うことが多くなるでしょう。転職活動の軸を決めておくと、妊活と転職の間で迷いが出た時、判断する根拠にできます。
転職したいけど妊活もしないと…よくある悩みとは
妊活と転職を同時にやろうとする人がよく陥る悩みを男女別に紹介します。
- 妊活と転職|女性の悩み①妊娠のタイミングが不明確であることが転職活動のネックになる
- 妊活と転職|女性の悩み②妊活と転職どちらが大事か分からなくなってしまう
- 妊活と転職|男性の悩み①転職活動中あるいは転職先の収入に悩まされる
- 妊活と転職|男性の悩み②転職を検討する企業の業務量が不透明
以下で、1つずつ詳しく説明します。
妊活と転職|女性の悩み①妊娠のタイミングが不明確であることが転職活動のネックになる
「妊活中に転職活動ができるのだろうか」「妊娠してから転職活動した方がいいのか」と、タイミングを迷っている人もいるでしょう。
妊娠中や出産後は、体調が万全でない日もあり、通院などで時間が取られることも多いため、妊娠前に転職し、少なくとも1年以上働いてから妊娠するのがベストといえます。
ただ、思い描いたようにならないことも多く、それが悩みになると妊活にも転職活動にも良い影響はないでしょう。
妊活と転職|女性の悩み②妊活と転職どちらが大事か分からなくなってしまう
妊活と転職どちらが大事か分からなくなってしまうという女性もいます。特に、両立ができず、悩んでしまうようです。答えをもっているのは自分しかいないので、優先度に関してはしっかりした軸を持ちましょう。
妊活と転職の状況によって、これまでになかった視点で得ることができるようになったり、気持ちの変化があったり、優先順位は変わることもあります。そのような時のために、優先順位の根拠をハッキリさせておくことも大切です。
妊活と転職|男性の悩み①転職活動中あるいは転職先の収入に悩まされる
男性の場合、キャリアはまだまだこれからなので、やりたいことと収入の葛藤にさいなまれることもあるでしょう。やりがいか収入か、答えは無いので自分が一番後悔のない選択をすることが大切です。
職業選びの要素は、やりがいと収入だけではありません。少し離れて、他に優先させたいことはないかなどの視点で考えてみても良いでしょう。
妊活と転職|男性の悩み②転職を検討する企業の業務量が不透明
業務量に関しては入社を決める前に必ずクリアしましょう。働き始めてから思った以上に残業が多かった、となっては遅いです。
面接時に確認できるほか、残業時間や有給取得率をホームページで紹介しているケースが増えているので、確認してみましょう。確認できない場合は、人事担当者にメールで確認する方法もあります。
男女別!妊活と転職の両立を成功させるために大事なこと
妊活と転職を両立させるために大事なことについて、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、妊活と転職の両立を成功させるために大事なことについて、紹介します。
- まずは妊活期間を決め、妊娠時期を仮に立てる
- 妊活前の転職で大事なこと
- 妊活中の転職について
- 妊活後(妊娠後)の転職について
以下で、1つずつ男女別に説明します。
まずは妊活期間を決め、妊娠時期を仮に立てる
妊娠時期を仮でもいいから決めると、そこを起点に妊活を本格化させる時期など、どんな時期にどんなことが起こりそうかまで逆算でき、逆に効果的な転職活動のために、どこで動けば良いかが分かります。
ただ、妊活は予想できないことも多いです。あくまでも「仮に」なので、臨機応変に対応していきましょう。
妊活前の転職で大事なこと
妊活を本格化させる前の転職で大事なことを男女別に紹介します。
- 女性の場合|産休取得率や産後復帰率をみる
- 男性の場合|育休取得率や昇進の難易度を確認する
女性の場合|産休取得率や産後復帰率をみる
妊活を本格化させるまでに仕事を通して周囲との信頼関係をつくる努力は大事です。しかし、周囲との信頼関係がつくれたところで産休がとれない場合、意味が無いので、予めチェックしておきましょう。
チェックする際は定量的に「産休取得率」「産後復帰率」など数字でみましょう。最近では、企業のホームページなどでこれらの数字を公表している企業も多いです。面接時に確認できるほか、人事担当者に直接確認する方法もあります。
男性の場合|育休取得率や昇進の難易度を確認する
長く勤めるつもりならば、育休に入る前に成果を出してそれが評価される環境があるかは重要です。評価次第で育休後の復帰のしやすさも変わってくるし、その後の昇進にも関わってきます。
育児・介護休業法改正で男性の育休取得は珍しくはなくなってはきましたが、まだ多くはない状況です。育休取得も昇進も働く上では大切なことなので、忘れず確認しましょう。
妊活中の転職について
妊活と転職を同時進行で行う上で大事なことを男女別に紹介します。
女性の場合|リモートワーク可能か・残業等がないか
男性の場合|自分の強みを活かせるか・業務時間の融通は効くか
女性の場合|リモートワーク可能か・残業等がないか
妊活中は不要なストレスを避け、女性はなるべく体を安静にしておきたいので、家で働ける業務かどうかは重要です。
リモートワーク、フレックスタイム制度があるかどうかという軸で確認するのも良いでしょう。妊活中や妊娠中は体調を崩しやすかったり、出産後に子どもの世話する時間を確保ために、家で働くという選択肢もあると不測の事態に柔軟に対応していくことができます。
企業のホームページで分からなかった場合は、人事担当者に尋ねる、口コミサイトを見る、転職エージェントに聞くなどして調べましょう。
男性の場合|自分の強みを活かせるか・業務時間の融通は効くか
妊活中、男性も体調不調になった女性のケアだったり、想像以上に妊活が大変だったりする可能性もあります。リモートワークが可能なことに越したことは無いですが、仕事で苦しくならないために自分の強みを活かせるものが望ましいので、業務時間の融通は効くか、有給休暇が取得しやすいかといったことも大切です。
企業のホームページで確認するほか、人事担当者に尋ねる、口コミサイトを見る、転職エージェントに聞くなどして調べておきましょう。
妊活後(妊娠後)の転職について
妊活後(妊娠後)の転職について大事なことを男女別に紹介します。
- 女性の場合|無理なく続けられそうな業務内容か
- 男性の場合|年収は十分か・自分がやりたい仕事か
女性の場合|無理なく続けられそうな業務内容か
生まれてからすぐの子どもは母親を多く頼りがちで、また母乳育児など母親でしかできないことも多いです。予想外のことに時間をとられ、ストレスもたまるので仕事でいっぱいいっぱいにならない余裕をもてるかどうかが重要です。
人によっては子どもの世話を助けてくれる人がいる可能性もありますが、基本的には、子育てしながら無理なく続けられそうな業務内容かは十分に確認しておきましょう。
男性の場合|年収は十分か・自分がやりたい仕事か
年齢的にも子どもの教育費などは、男性が稼げるかどうかにかかっています。ただし稼げるかどうかだけで転職活動をしても、転職先で続かないので、自分のやりがいも疎かにしないようにしましょう。
年収は十分か、自分がやりたい仕事かを十分、自問自答してから転職先を決定しましょう。
妊活も転職も、まずは自分の人生をどうしたいか考えることが大事!
転職も妊活も自分の人生のことなので、まず、自分が人生をどうしたいかの意見をもったうえで、パートナーと十分話し合って最適な選択をしましょう。
自分で十分考え、パートナーと十分話し合って出した最適な選択であれば、先の結果がどのようなものであっても後悔するということはないでしょう。
まとめ
本記事では妊活と転職はどうすれば両立可能かについて解説してきました。
妊活と転職は要点を抑えれば両立可能です。実際、妊活を機に転職を考える人も多いです。
転職も妊活も自分の人生のことなので、まず、自分が人生をどうしたいかの意見をもったうえで、パートナーと十分話し合って最適な選択をしましょう。