「妊活を始めてからけんかが増えた」「どうすればけんかを避けられるかな」と、妊活中のパートナーとのけんかに悩んでいませんか?
妊活中は話し合いが必要な場面も多いことから、けんかが増えてしまうカップルも多いです。ただ、幸せな未来を築くための妊活がけんかのタネになることは本末転倒です。
妊活中に限らずどんなけんかにも必ず原因があり、原因があるからこそ解決できます。けんかをなくすためには、妊活中によくあるけんかの原因を知り、パートナーを思いやることが大切です。
本記事では妊活中のけんかの原因TOP10とけんかをしないための秘訣を紹介します。ぜひ、最後まで読んでパートナーと仲良く妊活に励みましょう。
目次
- 妊活中によくある夫婦・カップルのけんかの原因TOP10
- 妊活中にけんかしないために男性ができること
- 妊活中にけんかしないために女性ができること
- けんかを乗り越えて夫婦・カップルで妊活を成功させよう!
- 特に不妊治療中の喧嘩は絶対に避けよう!
- もしもけんかになってしまったら?
- まとめ
妊活中によくある夫婦・カップルのけんかの原因TOP10
けんかをなくすためには、冷静になりけんかの原因はなにか考えることが大切です。
まず、はじめに妊活中によくあるけんかの原因TOP10を紹介します。自分たちに当てはまる原因はないか確認していきましょう。
第10位|そもそも妊活に向き合う姿勢にズレがある
妊活に向き合う姿勢がパートナーとズレていると、意見の食い違いでけんかが起こりやすくなります。
例えば、女性側の希望で妊活を開始したものの、男性側は「妊活はまだ先で良い」と考えていることもあります。この場合、妊活をすすめていく内に意見の衝突がおこりやすくなります。
妊活に向き合う姿勢をそろえることは妊活の第一歩です。違和感を感じたら、ケンカのタネが小さいうちに話し合って解消しましょう。
第9位|金銭感覚の違い
妊活中は妊活するために必要なお金もでてきます。
例えば、不妊治療を将来考えたときに「どんなに不妊治療費がかかってもよい」と考える一方で「治療費に使うくらいなら、旅行に行きたい」などと、お金の使い方に違いが出る場合もあります。
妊活中は、これまで見えなかった金銭感覚の違いが浮き彫りになることもあります。金銭感覚の違いは、子供が産まれた後もけんかのタネになりやすいためよく話し合いをしておきましょう。
第8位|言ったことが相手に伝わっていない
言ったことが相手にうまく伝わらないとイライラの原因になります。
そもそも男女は物事の捉え方や考え方が異なります。そのため、パートナーに言ったことがうまく伝わらずに自分の予想とは異なる行動をされることもあるでしょう。
イライラするときは「人の行動はそもそも変わらない」「男女の考え方の違いだから仕方がない」などと割り切ってしまいましょう。言葉では伝わりにくいときは、手紙で思いを伝えることもひとつの方法です。
第7位|無理して頑張りすぎてしまう
「妊活中は飲みたいけど、アルコールは控えなくちゃ」「カラダに悪いことは辞めなくちゃいけない」など、無理して頑張りすぎてはいませんか?
妊活中は好きなことを我慢して頑張る方も多いです。生活習慣の改善は大事ですが、制限が多い生活は知らず知らずの内に、ストレスが溜まりやすいです。
無理して頑張りしすぎると、相手を思いやる余裕がなくなってしまいます。妊活中は何事も無理のし過ぎは禁物です。思い当たる方は、いったん肩の力を抜いて無理を減らしてみましょう。
第6位|家事が一方に偏ってしまう
妊活中に限らず夫婦ケンカの原因で多いのが、家事分担の不満です。家事分担は家庭によりさまざまですが、女性に家事の負担が偏るケースが多いです。
家事負担が女性に偏っている場合、妊活中はとくに男性から積極的に気を配りましょう。
第5位|結果が出ないことへの焦り
通常の夫婦生活とは異なり、妊活中は子どもを産むというゴールがあります。
ただ、妊活はいくら頑張っても結果が出ないこともあり、出口が見えないマラソンを走っている気分にもなります。妊活中の結果が出ないことへの焦りは、子供が欲しいと思う方なら誰しもが抱く純粋な気持ちです。
焦る気持ちが辛いときは、紙に自分の気持ちを書き出して整理し、素直な気持ちとして受けとめてみてくださいね。
第4位|一緒に過ごす時間が少ない
夫婦・カップル間で一緒に過ごす時間が少ないと相手の考えていることが分からなくなってしまいます。
一緒に住んでいても、仕事の関係上で生活リズムが異なり一緒に過ごせる時間が少ない方も多いです。ただ、顔を合わせる時間がないと、思ったことを伝えられず、自分の想像で相手の考えを判断してしまうことが増えてきます。
けんかの原因だけではなく、夫婦関係にも影響する可能性があるため、妊活中はなるべく一緒に過ごす時間を見つけてみましょう。
第3位|思ったことを相手に伝えられない
妊活中はデリケートな内容の話し合いが必要な場面も多々あります。そのため、一緒に過ごしていても、相手に思ったことを伝えられないことも多いのではないでしょうか。
ただ、思っていることをため込むことは、相手への不満をつのらせる原因になります。つのらせた不満は知らずのうちに態度に出ている可能性があります。
思ったことは溜め込みすぎずに、話し合う時間をしっかりと作り、相手に思ったことを伝えましょう。きっと相手も受け入れてくれるはずです。
第2位|自分だけが頑張っていると思ってしまう
妊活中はお互いがお互いを思いやることがとても大事です。なぜなら、妊娠は一人だけではできず、パートナーと2人で成り立つものだからです。
妊活中は必死になると周りが見えなくなり、自分ばかり頑張っていると思い込みやすくなります。とくに妊活がうまくいかず、無理に頑張りすぎている方は注意が必要です。
相手も自分から見えないところで頑張っている可能性もあるため、「何で自分だけ」と思わないように注意してください。
第1位|言い方がキツイ・癇に障る
妊活中のケンカの原因、第1位は「相手への言い方」です。同じ内容でも、伝え方が悪いとささいな一言がけんかのきっかけになります。
妊活中はストレスを抱えることも多く、パートナーへの言い方がキツくなることが多いです。ただ、感情に任せた発言は相手をイラつかせるだけで、肝心の思いが伝わりません。
イライラしているときこそ、相手と少し距離をとり心を落ち着かせてから発言することが大切です。
妊活中にけんかしないために男性ができること
妊活中の役割は男女で異なります。妊活中のけんかを避けるには、お互いの状況や役割を理解して、相手のためにできることからはじめてみましょう。
まずは、妊活中のけんかを避けるために男性にできることを3つ紹介します。
①子どもを産むのは母親であることを自覚し優しく接する
妊娠・出産するのは女性です。この役割は変えることはできず、どうしても妊活中の通院は女性が主体になります。また、妊娠後も出産の苦しみも女性のみが経験します。
だからといって、男性も出来ないことがない訳ではありません。ただ、そばにいて、話を聞くだけでも大きな支えになります。他の誰にもできない役割がパートナーの男性にあります。
②けんかになる前に必ず自分から一歩引く意識を持つ
妊活中の女性はホルモンバランスの変動でココロやカラダの状態が万全でないこともあります。
とくに、妊活中の生理はホルモンバランスの変動に加えて、妊娠できないことが分かるため、落ち込む女性が多いです。
生理前や生理中は、ホルモンバランスの影響で体調が万全でないことを予め知っておき、一歩引いた意識を持つとけんかが起きにくくなります。
③相手に何かを伝えるときは上からにならないよう対等に
男性は上に立ちたいという心理を持ちやすいと言われています。中には、話し合いで相手を上から見るような発言をすることで、けんかになることもあります。
女性は高圧的にものごとを言われるのが苦手です。妊活中は、自分の発言が上から目線で話していないか注意しましょう。
妊活中にけんかしないために女性ができること
妊活中は通院などの関係から女性に負担がかかることも多いです。その分、頑張りすぎてしまい、周りが見えなくなる方も少なくありません。
次に、妊活中のけんかを避けるために女性にできることを3つ紹介します。
①不平不満がある場合、溜め込まず小さなうちに共有する
妊活を頑張る女性ほど、不平や不満を相手に伝えられずに溜め込むことがあります。
ただ、いくら心の中で思っていても、男性は察するのが苦手な人が多く相手に言わなくては伝わらないことも多いです。
不安をつのらせて相手にキツイ言い方をしないためにも、言い方には注意して相手へ自分の気持ちを上手に伝えましょう。
②何でも話せる相談相手をパートナー以外にももっておく
妊活中の不平や不満をすべてパートナーにぶつける必要はありません。女性は話すことがストレス発散になることが多いため、心を打ち明けられるような居場所をつくることも大切です。
相談相手は話すことがストレスにならない方を選びましょう。一度妊娠を経験している友人、もしくは専門知識を持っている心理カウンセラーへの相談も検討してみましょう。
不妊による心の悩みを医師・助産師・専門家が相談に対応する不妊専門相談センターも、各都道府県や自治体に設置されているため、上手く活用してみてくださいね。
参考URL:厚生労働省.不妊専門相談センター事業の概要
③幸せな未来を思い浮かべる
妊活が上手くいかないときは、視野が狭くなり相手にあたってしまうこともあります。そんな時は、妊活のそもそものはじめたキッカケを思い出してみましょう。
妊活は自分を幸せにするための行動です。幸せな未来は、妊活を一緒に頑張る相手のものでもあります。
行き詰まっているときは、一度立ち止まって夫婦の幸せな未来を想像してみてくださいね。
特に不妊治療中のけんかは絶対に避けよう!
不妊治療中のけんかは今後の夫婦関係にも影響する可能性があるため、絶対に避けましょう。
不妊治療中は通常の妊活中とは状況が少し異なります。不妊原因によっては相手に引け目を感じていたり、経済面や将来の不安、など男女どちらも不安を抱えてることが多いです。
ときには相手を傷つけてしまう言葉が出てくる可能性もあるため、いつも以上に相手を思いやるこころを持ちけんかを避けましょう。
もしもけんかになってしまったら?
妊活中に限らずどんなときでも、夫婦喧嘩は避けたいものです。ただ、どんなに気をつけていても、ささいなことがきっかけでけんかになることはあります。
ここでは、けんかになってしまったときに3つのするべきことを紹介します。
どんなに相手が悪いと思っても、自分に非は無かったか振返る
「夫婦は鏡」とも言われます。自分に非は無いと考えていると、相手も同じことを考えていることがあります。その場合はいつまでもけんかの折り合いがつきません。
逆に自分に非があるという姿勢でいれば、衝突は避けられます。相手が悪いと思ったときこそ、自分にも非は無いか考え直してみましょう。
そもそもなぜけんかになってしまったのか考える
けんか中は感情的になりやすいです。ふと我にかえると、そもそものけんかのきっかけを忘れてしまうこともあるでしょう。
次にけんかを起こさないためにも、けんかの原因を考えて、相手と建設的な話をすることが大切です。
考えている内に冷静にもなれるため、けんかのきっかけを考えて感情をおさえましょう。
そのうえで、必ずパートナーと一緒に振返る
夫婦けんかは1人ではできず、どちらかだけが悪いことはありません。
話し合えば必ずけんかは解決できるため、自分の非とけんかの原因を考えてみてください。
1人だけだと根本的な解決にならないため、パートナーと一緒に振り返ることが重要です。
けんかを乗り越えて夫婦・カップルで妊活を成功させよう!
けんかは本来、どんなカップルでも避けたいものです。妊活中はストレスがかかりやすく、話し合いが必要なことが多いため、通常のときよりもけんかが起こりやすい状況です。
ただ、妊活中のけんかは相手を思いやることで防ぐことができ、仮に起こっても二人で必ず解決できます。
妊活はふたりの足並みをそろえることから始まります。けんかを乗り越えて、2人で妊活を成功させましょう。
まとめ
本記事では、妊活中のけんかの原因や解決法をお伝えしました。以下にお伝えした内容をまとめてみました。
けんかが多いときは、肩の力を抜いて相手を思いやる気持ちを持つことからはじめてみてください。