【不妊治療】不妊で手術をすることがある?卵管鏡下卵管形成術とは?
男性妊活基礎知識
2022.12.02

【不妊治療】不妊で手術をすることがある?卵管鏡下卵管形成術とは?

※本記事は薬剤師が執筆しております※

不妊治療をはじめようと考えているけれども、不妊治療で手術をすることがあるのかと疑問に思っていませんか?また、手術は怖いと思っている方も多いのではないでしょうか。

不妊の原因によっては手術が必要な場合があり、女性の場合、「卵管鏡下卵管形成術(FT)」という手術があります。卵管の詰まりを改善する治療法の1つで、手術後は自然妊娠の可能性が高まります。体への負担も比較的少なく受けられる手術です。

この記事では、不妊症の原因と「卵管鏡下卵管形成術(FT)」の特徴をご紹介します。

⽬次

  1. 不妊症とは
  2. 不妊の原因
  3. 不妊治療の手術とは?
  4. 卵管鏡下卵管形成術の特徴
  5. 卵管鏡下卵管形成術の注意点
  6. まとめ

不妊症とは

不妊とは妊娠を希望する健康なカップルが避妊をしないで性交渉していても、一般的に1年以上妊娠しないことをいいます。

不妊症とは何らかの治療をしないと、それ以降自然に妊娠する可能性がほとんどない状態です。明らかな不妊原因がある場合は不妊期間にかかわらず不妊症と診断されることもあります。

不妊の原因

不妊症の原因は男性側にも女性側にもあると報告されています。世界保健機関(WHO)の調査によると、不妊症のうち、男性のみに原因があるケースが24%、女性のみに原因があるのは41%、男女両方に原因がある場合が24%、 原因不明が11%です。

不妊症かもしれないと思ったら、男女ともに検査を受けましょう。

女性側の原因

女性側に原因がある場合、卵巣から卵子が排卵され、子宮に届くまでの間にトラブルがある可能性が考えられます。

排卵因子

通常、卵巣から月に1回排卵がありますが、排卵にトラブルが起こっている場合もあります。正常に排卵が起こっている場合、基礎体温を測ると高温相と低温相の2相に分かれますが、2相に分かれていない時は排卵が起こっていない可能性が高いです。

自分で基礎体温を測定し、高温相と低温相に分かれていない場合、月経があっても排卵が起きていない可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。

卵管因子

卵管が詰まっていると、精子と卵子が出会うことができません。不妊の検査では卵管に詰まりがないかを調べる検査を行います。もし、卵管が詰まっている場合は、詰まりを取り除く手術を行う場合もあります。

本記事内でご紹介する卵管鏡下卵管形成術(FT)は卵管因子が原因の場合に行われる手術方法です。

頸管因子

子宮頸管から分泌される粘液に異常があると精子の子宮への進入が妨げられ、不妊の原因となることがあります。

通常、頸管粘液は濃く排卵前まで精子は通ることができません。しかし、排卵直前になるとエストロゲンが上昇し頸管粘液が透明で伸びるようになり、精子が粘液を通り抜け、子宮内へ入ることができるようになっています。

頸管粘液に異常がある原因の1つには感染症があるため、感染症が原因の場合には感染症の治療を優先することになるでしょう。

免疫因子

精子の運動率を低下させる抗精子抗体を持っていると不妊の原因となります。

女性が受ける不妊検査の1つで、性交後試験(Huhnerテスト、またはPCT)がありますが、性交後試験で正常に運動している精子がいない場合、女性が抗精子抗体を持っている可能性が考えられます。女性側に抗精子抗体がある場合、体外受精が第一選択となることが多いようです。

子宮因子

子宮筋腫や子宮の形に異常があると、受精卵が着床しにくくなり、不妊へとつながります。

子宮内膜症などを治療せずに放置しておくと、子宮内で癒着を起こすこともあります。生理痛がひどくて日常生活に影響を及ぼすなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診し適切な治療を受けましょう。

加齢

年齢とともに卵子の質が落ちると言われていますが、35歳を過ぎると自然妊娠する力が低下します。妊娠出産には適齢期があるため、妊娠を望む場合は、若いほど有利です。

晩婚化に伴い、年齢を重ねてからしか妊活ができない方もいるでしょう。35歳を超えていたら医療機関を受診し、医師のもとでタイミング法などの妊活する方法もおすすめです。

男性側の原因

男性側の原因は精子が作られるところから、女性の膣内へ精子を送るまでの間にトラブルがある可能性が考えられます。

造精機能障害

精子をつくる機能に異常があると不妊の原因となります。精子の数、精子の運動性などに問題がある場合、精子が卵子にたどり着ける可能性が低くなり、不妊の原因となりやすいでしょう。そのため、ほとんどの医療機関で男性不妊の検査で精液検査が行われます。

精液検査によって、精子の運動率の低下が認められたり、遺伝的な要素で精子の数が極端に少なかったりする場合には顕微授精などの生殖補助医療へステップアップする可能性もあるでしょう。

また、精巣の静脈に血液が逆流して陰嚢部にこぶのようなものができる精索静脈瘤があると精液所見が悪くなります。しかし、精索静脈瘤は手術による治療効果が期待でき、手術後は多くの方の精液所見が改善します。

精路通過障害

精子がペニスの先まで通ることができないと、女性の膣内へ精子が入ることができません。精巣上部がクラミジアなどの細菌に感染することによって炎症を起こし、精菅が詰まる可能性もあります。

精路通過障害があると、射精ができても精子は女性の体内へ入ることができないため、不妊の原因となります。

性機能障害

EDや膣内射精障害など、セックスで射精できない障害で、不妊の原因の1つです。妊娠に向けて排卵日前後に性交渉をしなければいけないとプレッシャーに感じ、ストレスが原因で性機能障害になることがあります。

心理的要因だけでなく、糖尿病などの病気が原因のこともあるため、一般的な健康診断で生活習慣病の有無のチェックが必要です。

加齢

男性も35歳を超えると精子の質が低下すると言われています。精子の質が低下すると妊娠しづらくなりますので、早めに医療機関を受診し、精子の状態が悪い場合は次のステップへ進むことも考えられます。

不妊治療の手術とは?

卵管性不妊症であった場合、不妊治療の1つとして卵管鏡下卵管形成術を提案される人もいるでしょう。子宮卵管造影検査によって卵管が詰まっていたり、狭くなっていたりすると不妊の原因になります。詰まりを取り除く手術を受けることによって自然妊娠することが期待できます。

卵管の詰まりが原因で卵管鏡下卵管形成術を受けた方の約1/3は3カ月以内に妊娠されているという報告もあり、治療効果の高い手術の1つです。

卵管鏡下卵管形成術の特徴

不妊治療をされる方が受ける可能性のある卵管鏡下卵管形成術(FT)の特徴についてご紹介します。

卵管鏡下卵管形成術とは、卵管鏡を膣から挿入し、卵管内腔を確認しながら卵管が狭くなっている部分を広げる治療方法です。術後の妊娠確率が高まると報告されており、保険適用もされます。

ここでは卵管鏡下卵管形成術の特徴について解説します。

短時間で終わる

手術時間は約30〜40分で短時間で終了します。静脈麻酔を使用し、麻酔が効いているのを確認してから行われるため、痛みを感じることは少ないでしょう。日帰りでの手術が可能な医療機関も多く、翌日から仕事もできます。日帰りだと心配だという人は、1泊2日の入院で手術を行っている医療機関もあるため、各施設へご確認ください。

身体に傷がつかない

卵管鏡下卵管形成術はお腹にメスを入れる手術ではなく、膣からカテーテルを挿入し行う手術であるため、身体に手術後の傷跡が残りません。身体に傷がつくことに抵抗がある方も安心して受けることができるでしょう。

妊娠率が高い

卵管が狭くなっている部分を広げるため、術後は卵子と精子が卵管を通りやすくなります。卵管鏡下卵管形成術後は自然妊娠や人工授精での妊娠する可能性が高くなると報告されています。

保険が適用される

保険が適用されるため、自己負担は3割です。また、高額医療費の対象となるため、所得によって限度額は違いますが、限度額までの負担となります。自己負担が少ないため、生殖補助医療へ進む前に受ける人が多いようです。

卵管鏡下卵管形成術の注意点

卵管鏡下卵管形成術は手術後に腹痛や出血、感染症を起こす可能性もありますが、適切な処置をすればすぐに改善する場合が多いでしょう。また 麻酔により、アレルギーや気分不良などが起こる場合もあります。

卵管鏡下卵管形成術を受けると卵管が広くなるため妊娠率が高くなりますが、術後1カ月〜3カ月以内に再び狭くなったり、詰まったりすることも報告されています。術後約半年以内にタイミング法や人工授精で妊娠しないときは、生殖補助医療へのステップアップが勧められることが多いようです。

まとめ

不妊症には男性側にも女性側にもさまざまな原因があります。原因が分かり、適切な治療方法がある場合、適切な治療や手術を受けることによって自然妊娠する可能性が高まります。今回ご紹介した卵管鏡下卵管形成術はその1つです。

男性の場合も精巣静脈瘤が原因の場合、手術によって妊娠の可能性が高くなることが報告されています。

不妊の原因を究明し、適切な治療を受けることが妊娠へとつながるため、不妊かもと思ったときは早めに医療機関を受診しましょう。

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