中折れの原因や改善策|年齢との関係性やよくある疑問をわかりやすく解説
妊活と精子
2023.01.21

中折れの原因や改善策|年齢との関係性やよくある疑問をわかりやすく解説

※本記事は薬剤師が執筆しております※

「最近中折れすることが増えてきて自信がない」「どうしたら中折れを改善することができるのだろう」と悩んでいる方は多いと思います。

勃起力は年齢とともに減少していくため、中折れで悩みを抱えている方は多いです。中折れを改善する方法は、バイアグラ等の治療薬を思い浮かべる方は多いと思いますが、実は治療薬以外にも改善策があります。まずは原因を探っていき、自分に合った改善策を見つけることが近道になります。

この記事では、中折れの原因や改善方法等を詳しく紹介していきます。

目次

  1. 中折れとは
  2. 中折れの原因とは
  3. 中折れの改善策
  4. 中折れに関する【Q&A】
  5. 中折れを自覚して原因から特定しよう

中折れとは

勃起は、まず性的な刺激を受けると大脳から陰茎へ指令が送られます。そして、緊張している陰茎海綿体の筋肉を弛緩させることで、陰茎全体の血流が良くなり、陰茎海綿体内に一気に血液を貯めて勃起が起こります。

中折れとは、勃起して膣内に挿入することはできても性行為の途中で少しずつ硬さを失って萎えていくタイプの勃起障害(ED)です。

中折れを経験する人は、年齢が上がるにつれて増えていき、40代前半から増加傾向になります。50代になると、約6割以上の男性が経験していることが分かっており、気づいたら早めに対策していくことが重要です。

しかし、中折れがあっても挿入から射精まで完結することができる場合もあり、自分が勃起障害(ED)と認めたくないために治療が遅れてしまうことがあります。

中折れの原因とは

勃起がうまくいくためには、精神的、肉体的な部分が密接に連動しています。

中折れは、主に、精神的不調、生活習慣の乱れ、年齢、マンネリ化が大きな原因と言われています。原因について詳しく見ていきましょう。

精神的不調

疲労やストレスが溜まってしまい、精神的に不調なときは、自律神経が乱れてしまい中折れが起きることがあります。

1度、中折れが起きてしまうと、パートナーも悩みを抱えてしまうことがあります。男性側は「今度こそ失敗できない…」と、自分でプレッシャーをかけてしまい、さらにストレスを感じてしまう悪循環に陥ることがあります。

生活習慣の乱れ

睡眠不足や運動不足など、生活習慣が乱れると、自律神経やホルモンバランスが乱れてしまいます。性的興奮があるのに、体がうまく連動してくれなくて、中折れが起きることがあります。

年齢

男性ホルモンは、20代をピークに減少していくため、中折れは40代以降の中高年に多い症状です。

20代、30代では、精神的なストレスが影響することが多いと言われています。また、40代以降は糖尿病などの生活習慣病の影響で、中折れが起きやすくなります。

マンネリ化

パートナー同士に緊張感が無くなってくると、以前よりも性的興奮が感じられなくなり中折れを経験することがあります。雰囲気を変えてみたりして新鮮な気持ちになることも大切です。

中折れの改善策

中折れの改善策は、まず自分が勃起障害 (ED)である自覚を持つことから始まり、勃起障害治療薬の利用、生活習慣の改善、筋力トレーニング、プロの専門家に相談するなど様々な方法があります。自分の原因に合わせて、改善策を試してみましょう。

EDの自覚を持つこと

最も大切なことは、自分が勃起障害(ED)であることを認識することです。

男性機能の低下は、なかなか自分では認めたくないものです。 しかし、EDは多くの男性が悩みを抱えていることで、決して珍しいことではありません。

今では改善策が多くあるので、克服することも可能になってきています。まず自分で自覚して、治療する意思を持つようにしましょう。

ED治療薬を使う

ED治療薬は、バイアグラ、シアリス、レビトラの3種類が日本国内で流通している薬です。PDE5阻害薬と言われていて、勃起のメカニズムに働きかけて、海綿体へ血液を貯めやすくする効果があります。

医療機関で医師が処方する薬になり、その人のEDのタイプや、体質、持病などを考慮して薬が処方されます。他人から譲ってもらったり、インターネットの販売で購入したりするのは危険です。誤った使い方や海外の偽物を使用して死亡例が出ているので注意しましょう。

バイアグラ

バイアグラは初めてED治療薬として承認された薬です。そのため知名度が最も高く、多くの人に使用されています。

服用タイミングは、性行為の1時間前に服用します。薬の持続時間は、2〜3時間程度と短めです。食後に飲むと効果が落ちてしまうので気をつけましょう。

シアリス

シアリスは持続が長いタイプのED治療薬です。作用時間は36時間あります。持続性を重視したい人におすすめです。

性行為の2〜3時間前に服用をしましょう。バイアグラやレビトラのように食事の影響を受けないことと、飲み合わせが悪い薬や副作用が少ないので服用しやすいのがメリットです。

レビトラ

レビトラはバイアグラよりも即効性と勃起力が強い薬です。

高脂肪食と同時に服用すると効果が落ちてしまいますが、一般的な食事では影響を受けません。性行為の1時間前に服用をして、2〜3時間効果が持続します。

飲み合わせが悪い薬がバイアグラやシアリスよりも多く、透析している人は服用できません。

必要な栄養素を摂取する

EDを治療するには、必要な栄養素を摂取することも大切です。ED治療に効果的な栄養素は、亜鉛、L-シトルリン、L-アルギニン、マカがあります。

サプリメントで効率よく摂取することも可能です。それぞれ積極的に取り入れてみましょう。

亜鉛

亜鉛は微量元素で男性ホルモンの分泌に深く関わっています。 不足してしまうと男性ホルモン、勃起力が低下してしまうので、積極的に取り入れるようにしましょう。

食べ物では、赤身の牛肉、鶏肉、卵、牡蠣に多く含まれています。

L-シトルリン

L-シトルリンは、体内で一酸化窒素を生成して血管を拡張し、血流をよくする効果があります。男性の性機能を改善する効果があるという研究結果もあります。

食べ物では、スイカやメロン、冬瓜などのウリ科の植物に多く含まれています。

L-アルギニン

L-アルギニンは、疲労回復、成長ホルモン分泌促進、免疫力向上、そしてL-シトルリンと同じように、体内で一酸化窒素を生成して、血流を促進する効果があります。

食べ物では肉や大豆類に多く含まれています。

また、L-シトルリンと同時に摂ると相乗効果が期待できるので、合わせて摂るのがおすすめです。

マカ

マカは南米ペルーに生息している植物で約2000年前から貴重な栄養源として扱われています。根の部分に様々な栄養素が含まれていることが分かっていて、 特に精力増強作用があることが分かっています。

マカ本体は、ペルーから輸出されることは禁止されているので、サプリメント成分としてペルー国外で流通しています。

ダイエットをする

肥満体型は、血管を圧迫して陰茎の血流が悪くなってしまい、うまく勃起できなくなります。また、肥満は血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増えるため、動脈硬化を引き起こしてしまいます。

動脈硬化を起こした血管は血流が悪くなってしまうので、陰茎にうまく血液が流れなくなり勃起不全を引き起こしてしまいます。

肥満体型の方はダイエットを行いましょう。

下半身を鍛える

スクワットや肛門締めトレーニングは、勃起に関係する骨盤底筋を鍛えることができます。

また、筋力トレーニングを行うと男性ホルモンの分泌を増やすことができます。下半身を中心に、定期的にトレーニングを行うようにしましょう。

禁酒する

過度の飲酒は、神経細胞に影響を与えてしまいます。神経の伝達がうまくいかずに勃起が持続できなくなります。また、毎日大量の飲酒をしていると、体内に蓄積されていき、精子を作るのに必要な栄養がどんどんと消費されてしまいますので、妊活をしている人には特に注意が必要です。

勃起力を維持するためにはお酒は控えるようにしましょう。

良質な睡眠を意識する

睡眠不足が続くと自律神経のバランスが崩れてしまい勃起力に影響を与えてしまいます。 また睡眠不足は精子の量や質を低下させてしまうことが分かっているので注意が必要です。

7〜8時間の睡眠時間を確保しましょう。

禁煙する

タバコに含まれるニコチンは、一酸化窒素を減少させてしまい血管を収縮させて血流が悪くなります。また、血管に大きなダメージを与え、動脈硬化を引き起こすことが分かっています。

血流が悪くなると陰茎に十分な血液が行かなくなり勃起不全につながります。

勃起力を維持するためには、禁煙するようにしましょう。

食生活を改善する

体質改善の為には日頃の食生活を見直すことも大切です。 脂質が多い食事は避けて、魚中心の和食に変えるだけで、摂取カロリーを大きく抑えることができます。肥満予防にも効果的です。

専門家に相談する

中折れは、精神的なトラウマやストレスなどが原因で起こることも珍しくありません。

精神的な苦痛が重い場合は、1人で悩み続けるよりも、心療内科やED専門のクリニックで専門家に悩みを打ち明けて、カウンセリングを受けるといいでしょう。 対処法を適切に教えてくれて悩み解消につながります。

勃起不全衝撃破治療

衝撃波によるED治療とは、血流が悪くなった陰茎に低強度の衝撃波を照射すると、陰茎の血管から血管内皮細胞増殖因子を放出させ、新しい毛細血管が作られ血流を良くする効果があります。


持病や体質でED治療薬が使えなかった人にも使用可能です。

中折れに関する【Q&A】

ここでは、中折れに関するよくある質問をそれぞれ解説していきます。

中折れは早漏と関係する?

1度中折れを経験してしまうと、「今度こそはならないように」「中折れしないように」と意識してしまい、力が入り射精が早くなってしまうケースが多いと言われています。

また、健康的に勃起した陰茎と比べて、中折れしやすい陰茎の方が、挿入時に物理的な刺激を受けやすいため早漏気味になりやすいと言われています。

中折れは病気なのか?

中折れは、勃起はできるけれども挿入後に陰茎が萎えてしまう症状のことで、勃起不全(ED)の1つです。

適切な治療を行うことで改善する可能性は十分にあります。

中折れすると女性は不満に感じるのか?

中折れすると女性は性的興奮から覚めてしまい、不満を感じる方は多くいるようです。 若い女性ほど不満を感じる割合が多いことがわかりました。

また、中折れしてしまう原因は「自分に魅力がないからではないか」「申し訳ないと思った」等と自分自身を責めてしまう女性もいるので、男性はアフターフォローも重視するようにしましょう。

年齢ごとに中折れの対処法は異なるのか?

20代〜30代までは精神的なストレスが原因になることが多く、40代以降は男性ホルモンの減少による影響や糖尿病や動脈硬化等の生活習慣病の影響が多いことが分かっています。

中折れを自覚して原因から特定しよう

中折れを改善するには、EDであることをしっかりと自覚して、原因を探り積極的に治療をしていくことが大切です。

中折れの原因は、精神的、肉体的な面など様々あり、年齢によって起こりやすい原因は変わってきます。

中折れは、ED治療薬や生活習慣の改善、必要な栄養素を摂取することや運動、禁酒、禁煙などで改善可能です。この記事を参考に、ぜひ自分に合った方法を見つけて、対策を行っていきましょう。

Service

サービス

HOMMEZ

コンディショニング
サプリ

成人男性に必要な「栄養」と「活力」の両面をサポートする独自配合のサプリです。

成人男性に必要な「栄養」×「活力」のW配合

健康維持に欠かせない
13種の「栄養」を配合

成人男性が不足しがちな栄養素をバランスよく配合しました。亜鉛12mg、ビタミンE26mg、鉄8 mgをはじめ、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB12、葉酸、セレン、カルニチン、ビタミンD、リコピン、カルシウム、マグネシウムを配合。厚生労働省の食事摂取基準で定められている推奨量、必要量をしっかり補え、身体のコンディションを整えます。

男性の「活力」を生み出す
5種の妊活サポート成分を配合

男性の妊活をサポートする、HOMMEZ独自の活力補助成分を配合しました。男性不妊を専門とする泌尿器科医が推奨する成分や中医学による漢方の考え方をもとに、国産すっぽん、マカエキス、高麗人参、コエンザイムQ10、牡蠣の5種を配合。各原料の生産背景にまでこだわり、厳選された品質の高い成分で男性妊活をサポートします。

愛媛宇和島産の最高級品
国産すっぽんへのこだわり

宇和島産のすっぽんは外国産とは大きな違いがあります。それは餌や飼育環境、そして飼育期間の違いです。HOMMEZが使用するのは、愛媛県宇和島市の「水幸苑」で育てられたすっぽんのみ。清流の伏流水を引き込んだ養殖池で、冬眠を含め3~5年もかけて育成します。独自の天然飼料にこだわった、健康で栄養価の高いすっぽんだけを使用しています。